天声人语

世が乱れると、まるで天に意思があるかのように英雄や偉人が輩出する。
英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ。
奴隷解放を宣言し、南北戦争の試練と国家分断の危機を乗り越え、戦争が終わるや暗殺されて天に召された。
新しい年に、氏のかざす松明が赤々と燃えるのか、それともくすぶってしまうのか、世界中が目を凝らす。
「天に意思がないのか」と溜め息をつくなかれ。
何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝晴れて風無し。
心機一転への思いもひとしおの初春。



言い当てる
  推量して言ったことが的中する。
  说中、猜中、猜着
  「相手の気持ちを言い当てる
  「うまく言い当てる恰好猜中
  「答えを言い当てた说对了答案

宣言
  個人・団体・国家などが、意見・方針などを外部に表明すること。また、その内容。
  宣言;宣布、宣告
  「宣言書
  「世界人権宣言世界人权宣言
  「ポツダム宣言波茨坦公告
  「開会を宣言する宣布开会
  「宣言を発する发表宣言
  「禁煙を宣言する公开宣布今后戒烟
  「世界中に国家の独立を宣言する向国内外宣告国家独立

天に召された
  蒙主荣召

揺るぎ無い】 ゆるぎない
  動揺がない。確固としている。
  毫不动摇、牢不可破、稳固
  「揺るぎ無い自信
  「支持基盤を揺るぎ無いものとする

誓いを立てる
  起誓

肖る】 あやかる
  影響を受けて同様の状態になる。感化されてそれと同じようになる。ふつう、よい状態になりたい意に用いられる。
  相似、效仿、跟着沾光
  「彼の幸運に肖りたい
  「君に肖りたいものだね我真羡慕你(那样幸福啊)呀!
  「彼に肖って字がうまくなりたい我愿意像他那样能写一笔好字

翳す】 かざす
  頭上や顔のあたりに手や物などをさしかけて光をさえぎる。
  举起照亮;遮上光、罩个阴影
  「手紙を電灯にかざして読む把信举到灯光下读
  「扇を額に翳す用扇子罩在额头
  「小手をかざして眺める手搭凉棚眺望

それとも
  あるいは。または。もしくは。
  还是……
  「コーヒーか、それとも紅茶か咖啡,还是红茶?
  「電車で行きますか、それともバスで行きますか是坐电车去,还是坐公共汽车去呢?
  「今日にするかそれとも明日にするか、決めてください到底是今天还是明天,你决定吧。

燻る】 くすぶる
  よく燃えないで煙が出る。くすぶる。
1 冒烟
  「火事場がまだ燻っている火灾现场还在冒烟
2 烟熏、熏黑
  「天井が燻って真っ黒だ顶棚熏得漆黑
3 闷居、闲居
  「家に燻っている闷居在家
4 久不提升、久不晋级
  「相変わらず大部屋で燻っている仍然还是个跑龙套的演员
5 拖延不决、纠缠不休
  「両国間で長い間燻っている問題两国间长期纠缠不休的问题
  「部下の間に不満が燻っている部下们都是满肚子牢骚

目を凝らす】 め・を・こらす
  じっと見つめる。
  目不转睛地看
  「暗闇で目を凝らす

翻る】 ひるがえる
1 反対の面が出る。さっと裏返しになる。
  「裾が翻る
2 態度・説などが、急に変わって反対になる。
  「評決が翻る
  「最後の最後になって決定が翻った到了最后的最后改变了决定
  「途中から態度が翻った中途改变了态度
3 風になびいて揺れ動く。ひらめく。
  「鯉幟が翻る
  「川面に銀鱗が翻っている河面银色鳞波翻动

見渡す】 みわたす
  遠くまで広く眺める。広い範囲にわたって見る。
  放眼望去、瞭望、远望、张望
  「丘の上から全市を見渡す
  「見渡す限りの人の波一望无际的人海
  「集まった聴衆を見渡す环视一周到场的听众
  「全体を見渡した上で決める通盘看了之后再决定

どうも
1 怎么也
  「どうも見つからない怎么也找不到
  「どうもうまく説明できない怎么也说不清楚
  「何回もやってみたが、どうも思うようにいかない搞了好多次,怎么也不理想
2 实在、真
  「どうも困った真不好办
  「どうも数学が難しい数学实在难
3 总觉得、似乎、好像
  「明日はどうも雨らしい明天似乎要下雨
  「体の調子がどうも変だ总觉得身体情况不大对头
  「どうも見たことのある人だと思った总觉得那人好像在哪里见过
4 很、实在
  「どうもご苦労様
  「どうもありがとう
  「どうもすみません
  「や、どうも
  「このあいだはどうも

見当たる】 みあたる
  さがしていたものが見つかる。
  「どこをさがしても見当たらない
  「時計が見当たらない表不见了
  「本が見当たらなかった书没有找到
  「この道路には標識がひとつも見当たらない这条道路看不见一个路标

溜め息】 ためいき
  気苦労や失望などから、また、感動したときや緊張がとけたときに、思わず出る大きな吐息。
  「溜め息が出るほど残念だ
  「溜め息をつく唉声叹气
  「彼女は溜め息をついて悲しみを表した她叹了一口气,露出悲伤(的神色))

勿れ・莫れ】 なかれ
  禁止の意を表す。してはいけない。するな。
  「驚くなかれ莫惊
  「待つことなかれ莫等
  「疑うことなかれ莫怀疑
  「その首相は驚くなかれ3ヶ月と持たなかった别吃惊,那位首相连三个月也干不了

分け目】 わけめ
1 物を分けた境の所。
  「髪の分け目をまっすぐにする把头发分得笔直
2 物事がどちらに決定するかの境目。わかれめ。
  「成否の分け目に差し掛かる(成败在此一举)
  「天下分け目の合戦决定成败的战役、生死之战

嘆く】 なげく
  悲叹、哀叹、叹惋、慨叹
  「毎日を嘆き暮らす终日叹息
  「不幸な身の上を嘆く悲叹不幸的身世
  「殺伐とした世の風潮を嘆く慨叹荒乱不稳的社会风气
  「嘆いてばかりいても仕方がない光叹息也没用

何となく
  言動などに、はっきりとした理由・目的がないさま。なんとはなしに。
1 (不知为什么)总觉得、不由得
  「何となく心が引かれる
  「何となく日々を送る
  「何となく近づきにくい人总觉得有点不易接近的人
  「何となくいい事がありそうな気がする总觉得好像有好事
  「今日はなんとなく気分が重い今天总觉得心情不好
  「何となく虫が好かない总觉得合不来
2 无意中
  「何となく大学まで来てしまった无意中来到了大学
  「人生の目的を定めず、毎日ただ何となく過ごす未决定人生的目的,每天只是无聊地度过

心機一転
  何かをきっかけにして、気持ちがすっかり変わること。
  精神焕然一新、心情一变、心机一转
  「彼は心機一転仕事に励むようになった他精神焕然一新开始努力工作了
  「彼は心機一転して酒もタバコもぷっつりやめた他回心转意一下子戒了烟酒

一入】 ひとしお
  ほかの場合より程度が一段と増すこと。多く副詞的に用いる。いっそう。ひときわ。
  更加、格外
  「苦戦の末の優勝だけに喜びも一入だ
  「懐しさが一入つのる
  「一入興を添える更添一分兴味
  「感激も一入だ格外激动(高兴)
  「雨の中の紅葉はひとしお美しい雨中红叶分外美丽

研ぎ澄ます】 とぎすます
1 刃物をよくといで切れるようにする。また、鏡をよくみがいて曇りのないようにする。
  磨快(刀等);磨光/擦亮(镜子等)
  「研ぎ澄ました日本刀磨得飞快的日本刀
2 心の働きを鋭くする。
  敏锐
  「研ぎ澄まされた感覚
  「研ぎ澄まされた神経敏锐的神经

ぐいと
1 (轻快地)使劲
  「ぐいと押す使劲推
  「警官は男の腕をぐいとねじ上げた警察用力扭住男人的手臂
2 大口地(喝)、咕嘟地
  「杯を取ってぐいと飲み干す拿起杯子咕嘟一口喝干

引き寄せる
1 引っ張って近くに寄せる。
  拉到近旁
  「いすを引き寄せる
  「ぐいと力を入れてこちら側に引き寄せる使劲儿拉过来
  「灰皿を手元に引き寄せる把烟灰缸拉到手边
2 そのものの方へ寄るようにする。ひきつける。
  吸引
  「人の心を引き寄せる
  「彼女の話に引き寄せられた被她的话吸引