「洪」
[音]コウ(漢)
1 おおみず。
2 広く大きい。
3 ハンガリー。洪牙利。匈牙利。「日洪」
「洪水」
1 大雨や雪解け水などによって、河川の水量が著しく増加すること。また、その水が堤防から氾濫し、流出すること。
2 物があふれるほどたくさんあること。「情報の洪水」「車の洪水」
「洪水神話」
大昔、洪水によって人類や生物のほとんどが滅亡し、現在の世界はその後新しく作られたとする神話。
世界各地にあり、ノアの方舟物語などもその一例。洪水伝説。
「洪濤」 こうとう 大波。洪波。
「鴻大・洪大」 きわめて大きいこと。また、そのさま。
「鴻図・洪図」 こうと 大きな計画。遠大なはかりごと。
「宏謨・洪謨」 こうぼ 広大な計画。宏図(こうと)。
「鴻恩・洪恩」 こうおん 大きな恩恵。大恩。
「鴻化・洪化」 こうか 天子の広大な教化・恵み。
「鴻基・洪基」 こうき 大きな事業の基礎。大業のもとい。
「鴻業・洪業」 こうぎょう 大きな事業。
「洪繊」 こうせん 大きいものと小さいもの。大きいことと小さいこと。大小。
「洪範・鴻範」
1 手本となるような大法。模範。
2 (洪範)「書経」の周書の編名。天下を治める大法を伝説上の夏の禹王の名に託して述べたもの。戦国時代に儒教の立場からまとめられた政治哲学の書と考えられている。
「洪範九疇」
「書経」の洪範編に述べられた政治道徳の九原則。五行・五事・八政・五紀・皇極・三徳・稽疑・庶徴・五福の九つ。
「洪積世」 こうせきせい = 「更新世」 こうしんせい = 「最新世」 さいしん・せい
地質時代の区分の一。新生代第四紀の大部分で、170万年前から1万年前まで。
氷期と間氷期を繰り返した氷河時代で、人類の歴史では旧石器時代にあたる。最新世
「洪積層」
更新世に堆積した地層。更新統。洪水による堆積物の意で、ヨーロッパの氷河性堆積物に当たる。
「洪積台地」
更新世の堆積物からなる台地。三角州・扇状地・海岸平野などが隆起したもの。武蔵野台地・三方原など。
「葛洪」
[283ころ~343ころ]中国、東晋の道士。丹陽・句容(江蘇省)の人。字は稚川。号、抱朴子。神仙術の研究・著述に専念。広東省の羅浮山中に丹を練って世を終えた。著「抱朴子」「神仙伝」など。
「洪昇」
[1645~1704]中国、清初の劇作家。銭塘の人。字は昉思。号稗畦。唐の玄宗と楊貴妃の物語に取材した「長生殿」は、清代戯曲の代表作。
「洪秀全」
[1814~1864]中国清末、太平天国の最高指導者。花県の人。自らをエホバの子であるとして、上帝会を組織。1851年、挙兵して自ら天王と称し、国名を太平天国とした。南京を攻略して都としたが、内紛を起こして清軍に敗れ、南京陥落直前に病死。
「洪武」
中国、明の太祖(洪武帝)時代の年号。1368年~1398年。
「洪武帝」
朱元璋
「洪武銭」
中国の洪武年間に作られた銅銭。日本へも室町末期に移入され、永楽銭などとともに広く通貨として使用された。洪武通宝。
「黎元洪」
[1866~1928]中国の軍人・政治家。湖北省黄陂(こうひ)県の人。1916年袁世凱(えんせいがい)の死により中華民国第2代大総統となるが、翌年辞職。22年、大総統に再選されたが、翌年、軍閥に追われて政界を引退。リー=ユアンホン。
「緒方洪庵」
[1810~1863]江戸後期の蘭学者・医者・教育者。備中の人。名は章。江戸・長崎で医学を学び、医業のかたわら蘭学塾(適塾)を開いて青年を教育。種痘の普及にも尽力し、日本における西洋医学の基礎を築いた。著「病学通論」など多数。
[音]コウ(漢)
1 おおみず。
2 広く大きい。
3 ハンガリー。洪牙利。匈牙利。「日洪」
「洪水」
1 大雨や雪解け水などによって、河川の水量が著しく増加すること。また、その水が堤防から氾濫し、流出すること。
2 物があふれるほどたくさんあること。「情報の洪水」「車の洪水」
「洪水神話」
大昔、洪水によって人類や生物のほとんどが滅亡し、現在の世界はその後新しく作られたとする神話。
世界各地にあり、ノアの方舟物語などもその一例。洪水伝説。
「洪濤」 こうとう 大波。洪波。
「鴻大・洪大」 きわめて大きいこと。また、そのさま。
「鴻図・洪図」 こうと 大きな計画。遠大なはかりごと。
「宏謨・洪謨」 こうぼ 広大な計画。宏図(こうと)。
「鴻恩・洪恩」 こうおん 大きな恩恵。大恩。
「鴻化・洪化」 こうか 天子の広大な教化・恵み。
「鴻基・洪基」 こうき 大きな事業の基礎。大業のもとい。
「鴻業・洪業」 こうぎょう 大きな事業。
「洪繊」 こうせん 大きいものと小さいもの。大きいことと小さいこと。大小。
「洪範・鴻範」
1 手本となるような大法。模範。
2 (洪範)「書経」の周書の編名。天下を治める大法を伝説上の夏の禹王の名に託して述べたもの。戦国時代に儒教の立場からまとめられた政治哲学の書と考えられている。
「洪範九疇」
「書経」の洪範編に述べられた政治道徳の九原則。五行・五事・八政・五紀・皇極・三徳・稽疑・庶徴・五福の九つ。
「洪積世」 こうせきせい = 「更新世」 こうしんせい = 「最新世」 さいしん・せい
地質時代の区分の一。新生代第四紀の大部分で、170万年前から1万年前まで。
氷期と間氷期を繰り返した氷河時代で、人類の歴史では旧石器時代にあたる。最新世
「洪積層」
更新世に堆積した地層。更新統。洪水による堆積物の意で、ヨーロッパの氷河性堆積物に当たる。
「洪積台地」
更新世の堆積物からなる台地。三角州・扇状地・海岸平野などが隆起したもの。武蔵野台地・三方原など。
「葛洪」
[283ころ~343ころ]中国、東晋の道士。丹陽・句容(江蘇省)の人。字は稚川。号、抱朴子。神仙術の研究・著述に専念。広東省の羅浮山中に丹を練って世を終えた。著「抱朴子」「神仙伝」など。
「洪昇」
[1645~1704]中国、清初の劇作家。銭塘の人。字は昉思。号稗畦。唐の玄宗と楊貴妃の物語に取材した「長生殿」は、清代戯曲の代表作。
「洪秀全」
[1814~1864]中国清末、太平天国の最高指導者。花県の人。自らをエホバの子であるとして、上帝会を組織。1851年、挙兵して自ら天王と称し、国名を太平天国とした。南京を攻略して都としたが、内紛を起こして清軍に敗れ、南京陥落直前に病死。
「洪武」
中国、明の太祖(洪武帝)時代の年号。1368年~1398年。
「洪武帝」
朱元璋
「洪武銭」
中国の洪武年間に作られた銅銭。日本へも室町末期に移入され、永楽銭などとともに広く通貨として使用された。洪武通宝。
「黎元洪」
[1866~1928]中国の軍人・政治家。湖北省黄陂(こうひ)県の人。1916年袁世凱(えんせいがい)の死により中華民国第2代大総統となるが、翌年辞職。22年、大総統に再選されたが、翌年、軍閥に追われて政界を引退。リー=ユアンホン。
「緒方洪庵」
[1810~1863]江戸後期の蘭学者・医者・教育者。備中の人。名は章。江戸・長崎で医学を学び、医業のかたわら蘭学塾(適塾)を開いて青年を教育。種痘の普及にも尽力し、日本における西洋医学の基礎を築いた。著「病学通論」など多数。
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