「括」
[音]カツ(クヮツ)(漢) [訓]くくる くびれる
1 入り口を締めくくる。
2 前後から中のものを囲む。
3 ばらばらのものを一つにまとめる。
「括る」 くくる
1 ひもや縄などを掛けて、ばらばらの物を一つにまとめて縛る。束ねる。
「古新聞をひもで括る」
2 ある物に他の物を縛りつける。ひっくくる。
「犯人を木に括る」
3 物事にまとまりをつける。締めくくる。
「話を括る」
4 一つにまとめる。ひとまとまりにする。
「数式a+bを括弧で括る」「アイドルとひと言で括るのは無理がある」
5 (「縊る」とも書く)自分で首をつって命を断つ。縊死(いし)する。
「首を括る」
6 (「たかをくくる」の形で)程度を予測する。物事を軽くみる。見くびる。
「ちょっとした傷とたかを括る」
7 (「腹をくくる」の形で)覚悟を決める。決意を固める。
「腹を括って結果を待つ」
8 くくり染めにする。
9 自由を拘束する。引き留める。
「括り上げる」
しっかりと縛って、ずり落ちないようにする。また、きつく縛りつけて、動かないようにする。
「祭り半纏(ばんてん)の袖をたすきで括り上げる」
「括り付ける」
ひもなどで他のものに縛りつける。また、比喩的に行動の自由を奪う。
「荷物を車の荷台に括り付ける」
「締め括る」
1 ひもなどでしっかりと締めて束ねる。
「桶側(おけがわ)をたがで締め括る」
2 仕事や人を管理・監督してうまくまとめる。
「若い連中を締め括る」
3 物事に結末をつける。まとめる。
「教訓的な言葉で話を締め括る」
「統べ括る」
一つにまとめ上げる。統括する。「治安を統べくくる機関」
「取り括る」
しっかりつかむ。
「引き括る」 = 「引っ括る」
勢いよく、また手荒にしばる。
「古雑誌をひっくくる」「泥棒をひっくくる」
「一つにまとめて引き括る」
「括り」 くくり
1 紐などで括ること。
2 複数のものを一つの範疇にまとめること。ひとまとめ。枠。
「すべての事故を業務上過失とする括りには無理がある」
「成人病という括りには入らない」
3 最後のまとめ。しめくくり。結末。
「締め括り」
1 ひもなどでしっかり縛ること。
2 管理・監督してまとめること。
「事務の締めくくり」
3 結末をつけること。まとめ。
「話の締めくくりをつける」
「中括り」
1 大まかに見積もること。おおよその見当をつけること。
2 いいかげんにあしらうこと。高をくくること。
「木で鼻を括る」 きで・はなを・くくる
《「くくる」は「こくる」の誤用。「こくる」はこする意》
無愛想に応対する。冷淡にあしらう。木で鼻をかむ。
「木で鼻をくくったような返事」
「高を括る」 たかをくくる
その程度を予測する。大したことはないと見くびる。
「高を括って手ひどい目にあう」
「中六天に括る」 ちゅうろくてんに・くくる
おおざっぱに扱う。大まかに考える。中括りをする。
「腹を括る」 はらをくくる
覚悟を決める。
「腹を括って審理を待つ」
「上括り」 しょうくくり
指貫(さしぬき)または狩袴(かりばかま)などの裾をひざの下でくくること。非常の際に行う。
「下括り」 したくくり
指貫(さしぬき)の裾に通したひもで足首の辺りをくくること。したぐくり。
「白括り」
くくった部分が白く仕上がる絞り染め。
「袖括り」
狩衣・水干・直垂などの袖口に、長短交互に通した緒。初めは行動に便利なようにこの緒をくくったが、のちには一種の装飾となった。袖の下に垂れた緒の先は露という。
「芥子括り」
1 袖口を細く縫うこと。江戸時代、侠客などの間で粋な仕立てとされた。
2 袋物や巾着(きんちゃく)などの周囲につける、ひらひらしたへり。
3 歌舞伎の衣装で、袖・襟・裾などに縫い添えた5色のひらひらしたへり。
「紺括り」
紺色の括(くく)り染め。紺絞り。こんくくし。
「括り顎」
肉づきがよくて二重になったあご。
「括り緒の袴」
裾に通した緒で裾口をくくるようにした袴。指貫の古い形とされる。
「括り猿」
四角な布に綿を縫い込み、四隅を足として1か所に集めてくくり、頭をつけて猿の形に作ったもの。江戸時代に流行し、幟猿(のぼりざる)に用いた。また、遊郭などで客の足止めをするまじないにした。
「括り頭巾」
頭の形に合わせて丸く作り、へりをしぼった頭巾。大黒頭巾。
「括り袖」
綿を入れてふっくらと縫った袖口。
「括り染め」 = 「括し染め」 = 「絞り染め」
染料が侵入しない様に、布地の所々を糸で固く縛り、染料の中に浸して白い染め残しを作る染色法。また、その模様。纈。
→「括り物」 くくりもの くくり染めにしたもの。
→「括し帯」 くくしおび くくり染めの帯。
→「括し小袖」 くくしこそで くくり染めの小袖。
「括り袴」
裾口にひもを通してくくり、すぼめた袴。指貫・狩袴など。
「括り紐」
物をくくるのに使うひも。
「括り枕」
布帛で筒形に縫い合わせ、そば殻・茶殻などを入れ、両端をくくって作る枕。箱枕・木枕などと区別していう。
「括す」 くくす
1 縛る。くくる。
2 くくり染めにする。
「括し」
1 くくること。また、くくる材料。
2 = 「括し染め」 = 「括り染め」 = 「絞り染め」
「括し上げる」
固くくくる。縛り上げる。
「括れる」
㈠ くくれる
ひもなどが巻きついて細く締まる。また、ひもなどが食い込んだように筋ができる。
「くくれた顎」
㈡ くびれる
ものの中ほどが他の部分に比べて細くなる。
「腰がくびれたデザイン」
→「括れ」 くびれ 中程が他の所に比べて細くなっている事。また、その部分。
「包む」 くるむ
くようにして物をつつむ。「書類を風呂敷で包む」
「包める」 くるめる
1 ひとまとめにする。ひっくるめる。「荷物を一つに包める」
2 すっぽりとつつみ込む。くるむ。「毛布でからだを包める」
3 言葉巧みにごまかす。言いくるめる。「うまうまと包められる」
「引っ括む」
一つにまとめてくるむ。一括する。
「新聞紙でひっくるむ」
「引っ括める」 = 「引き括める」 = 「突っ括める・突っ含める」
一つにまとめる。包括する。総括する。
いろいろな要素を一緒にする。
「全体をひっくるめて考える」
「括約」 かつやく
くくり縮めること。
「括約筋」 かつやくきん
収縮によって管状や環状の器官を閉じる作用をする筋肉。肛門・幽門・尿道などにあって内容物の排出を調節するものや、瞳孔にあって虹彩の絞りを調節するものなど。
「肛門括約筋」
排便などに際して、肛門を広げたり縮めたりする筋。平滑筋の内肛門括約筋と、横紋筋の外肛門括約筋とからなる。
「括弧」 かっこ
特定の文字・語句・文などを囲って他の部分と区別する記号。( )〔 〕「 」[ ]〈 〉など。
また、その記号をつけること。
「括弧でくくる」「氏名のあとに括弧して年齢を示す」
「括弧付き」
実体がその言葉どおりであるかどうか疑問がある、という意を表す。
「括弧付きの福祉政策」
「鉤括弧」 かぎ~
文章表記中などで用いる 「」『』〔〕などの記号。会話や引用、注意語句などを示すのに用いる。
「丸括弧」
文章表記中などで用いる( )の記号。補足説明や省略可能などを表すのに用いる。パーレン。
「一括」
一つにまとめること。また、まとめたもの。
「一括して購入する」
「一括審議」
「かな漢字一括変換」
「一括り」 ひとくくり
一つにまとめてくくること。また、そのもの。いっかつ。
「一括め」 ひとくるめ
一つにまとめること。ひとまとめ。ひとくくり。
「概括」
1 内容のあらましをまとめること。「意見を概括する」
2 論理学で、さまざまな事物に共通する性質を抽象し、その性質を一つの概念にまとめること。一般化。
「総括り」 = 「総括・綜括」
1 個々のものを一つにまとめること。全体をとりまとめて締めくくること。
「各人の意見を総括する」
2 労働運動や政治運動で、それまでの活動の内容・成果などを評価・反省すること。
「春闘を総括する」
「総括質問」
国会の委員会で、全閣僚出席のもとに、審議案件全般についてなされる質問。
「統括」
ばらばらのものを一つにまとめること。
「さまざまな意見を統括する」
「情報戦略統括役員」 = 「CIO」 Chief Information Officer
企業内の情報システムや情報戦略の最高責任者。
最高情報責任者、情報戦略統括役員、情報統轄責任者、情報統括役員とも訳される。
「包括」 ほうかつ
全体をひっくるめてまとめること。
「諸問題を包括して扱う」「すべてを包括した概念」
「包括的」
すべてをひっくるめているさま。総括的。
「包括的な論述」
「包括遺贈」 財産を特定せずに、遺産の全部またはその一部分を一括して与える遺贈。
「特定遺贈」 特定の財産を目的とする遺贈。遺産中の特定の物や権利または一定額の金銭を与える遺贈。
「包括財産」 財産を構成する権利義務のすべてを包括して一つとして扱う場合の財産。相続財産など。
「包括承継」 相続・会社合併などで、他人の権利義務を一括して承継すること。
「特定承継」 他人の権利を個々に承継すること。売買などによる権利の取得など。
「括出」
律令制で、戸籍・計帳に記載されていない者を官司が摘発して付載すること。課役を逃れる浮浪逃亡や偽籍への対策。
「引括」
狂言。うるさい妻を離縁しようとした男が、離別のしるしになんでもやると言うと、妻は夫の頭に袋をかぶせてひっくくり、これが欲しいと引いて行く。
[音]カツ(クヮツ)(漢) [訓]くくる くびれる
1 入り口を締めくくる。
2 前後から中のものを囲む。
3 ばらばらのものを一つにまとめる。
「括る」 くくる
1 ひもや縄などを掛けて、ばらばらの物を一つにまとめて縛る。束ねる。
「古新聞をひもで括る」
2 ある物に他の物を縛りつける。ひっくくる。
「犯人を木に括る」
3 物事にまとまりをつける。締めくくる。
「話を括る」
4 一つにまとめる。ひとまとまりにする。
「数式a+bを括弧で括る」「アイドルとひと言で括るのは無理がある」
5 (「縊る」とも書く)自分で首をつって命を断つ。縊死(いし)する。
「首を括る」
6 (「たかをくくる」の形で)程度を予測する。物事を軽くみる。見くびる。
「ちょっとした傷とたかを括る」
7 (「腹をくくる」の形で)覚悟を決める。決意を固める。
「腹を括って結果を待つ」
8 くくり染めにする。
9 自由を拘束する。引き留める。
「括り上げる」
しっかりと縛って、ずり落ちないようにする。また、きつく縛りつけて、動かないようにする。
「祭り半纏(ばんてん)の袖をたすきで括り上げる」
「括り付ける」
ひもなどで他のものに縛りつける。また、比喩的に行動の自由を奪う。
「荷物を車の荷台に括り付ける」
「締め括る」
1 ひもなどでしっかりと締めて束ねる。
「桶側(おけがわ)をたがで締め括る」
2 仕事や人を管理・監督してうまくまとめる。
「若い連中を締め括る」
3 物事に結末をつける。まとめる。
「教訓的な言葉で話を締め括る」
「統べ括る」
一つにまとめ上げる。統括する。「治安を統べくくる機関」
「取り括る」
しっかりつかむ。
「引き括る」 = 「引っ括る」
勢いよく、また手荒にしばる。
「古雑誌をひっくくる」「泥棒をひっくくる」
「一つにまとめて引き括る」
「括り」 くくり
1 紐などで括ること。
2 複数のものを一つの範疇にまとめること。ひとまとめ。枠。
「すべての事故を業務上過失とする括りには無理がある」
「成人病という括りには入らない」
3 最後のまとめ。しめくくり。結末。
「締め括り」
1 ひもなどでしっかり縛ること。
2 管理・監督してまとめること。
「事務の締めくくり」
3 結末をつけること。まとめ。
「話の締めくくりをつける」
「中括り」
1 大まかに見積もること。おおよその見当をつけること。
2 いいかげんにあしらうこと。高をくくること。
「木で鼻を括る」 きで・はなを・くくる
《「くくる」は「こくる」の誤用。「こくる」はこする意》
無愛想に応対する。冷淡にあしらう。木で鼻をかむ。
「木で鼻をくくったような返事」
「高を括る」 たかをくくる
その程度を予測する。大したことはないと見くびる。
「高を括って手ひどい目にあう」
「中六天に括る」 ちゅうろくてんに・くくる
おおざっぱに扱う。大まかに考える。中括りをする。
「腹を括る」 はらをくくる
覚悟を決める。
「腹を括って審理を待つ」
「上括り」 しょうくくり
指貫(さしぬき)または狩袴(かりばかま)などの裾をひざの下でくくること。非常の際に行う。
「下括り」 したくくり
指貫(さしぬき)の裾に通したひもで足首の辺りをくくること。したぐくり。
「白括り」
くくった部分が白く仕上がる絞り染め。
「袖括り」
狩衣・水干・直垂などの袖口に、長短交互に通した緒。初めは行動に便利なようにこの緒をくくったが、のちには一種の装飾となった。袖の下に垂れた緒の先は露という。
「芥子括り」
1 袖口を細く縫うこと。江戸時代、侠客などの間で粋な仕立てとされた。
2 袋物や巾着(きんちゃく)などの周囲につける、ひらひらしたへり。
3 歌舞伎の衣装で、袖・襟・裾などに縫い添えた5色のひらひらしたへり。
「紺括り」
紺色の括(くく)り染め。紺絞り。こんくくし。
「括り顎」
肉づきがよくて二重になったあご。
「括り緒の袴」
裾に通した緒で裾口をくくるようにした袴。指貫の古い形とされる。
「括り猿」
四角な布に綿を縫い込み、四隅を足として1か所に集めてくくり、頭をつけて猿の形に作ったもの。江戸時代に流行し、幟猿(のぼりざる)に用いた。また、遊郭などで客の足止めをするまじないにした。
「括り頭巾」
頭の形に合わせて丸く作り、へりをしぼった頭巾。大黒頭巾。
「括り袖」
綿を入れてふっくらと縫った袖口。
「括り染め」 = 「括し染め」 = 「絞り染め」
染料が侵入しない様に、布地の所々を糸で固く縛り、染料の中に浸して白い染め残しを作る染色法。また、その模様。纈。
→「括り物」 くくりもの くくり染めにしたもの。
→「括し帯」 くくしおび くくり染めの帯。
→「括し小袖」 くくしこそで くくり染めの小袖。
「括り袴」
裾口にひもを通してくくり、すぼめた袴。指貫・狩袴など。
「括り紐」
物をくくるのに使うひも。
「括り枕」
布帛で筒形に縫い合わせ、そば殻・茶殻などを入れ、両端をくくって作る枕。箱枕・木枕などと区別していう。
「括す」 くくす
1 縛る。くくる。
2 くくり染めにする。
「括し」
1 くくること。また、くくる材料。
2 = 「括し染め」 = 「括り染め」 = 「絞り染め」
「括し上げる」
固くくくる。縛り上げる。
「括れる」
㈠ くくれる
ひもなどが巻きついて細く締まる。また、ひもなどが食い込んだように筋ができる。
「くくれた顎」
㈡ くびれる
ものの中ほどが他の部分に比べて細くなる。
「腰がくびれたデザイン」
→「括れ」 くびれ 中程が他の所に比べて細くなっている事。また、その部分。
「包む」 くるむ
くようにして物をつつむ。「書類を風呂敷で包む」
「包める」 くるめる
1 ひとまとめにする。ひっくるめる。「荷物を一つに包める」
2 すっぽりとつつみ込む。くるむ。「毛布でからだを包める」
3 言葉巧みにごまかす。言いくるめる。「うまうまと包められる」
「引っ括む」
一つにまとめてくるむ。一括する。
「新聞紙でひっくるむ」
「引っ括める」 = 「引き括める」 = 「突っ括める・突っ含める」
一つにまとめる。包括する。総括する。
いろいろな要素を一緒にする。
「全体をひっくるめて考える」
「括約」 かつやく
くくり縮めること。
「括約筋」 かつやくきん
収縮によって管状や環状の器官を閉じる作用をする筋肉。肛門・幽門・尿道などにあって内容物の排出を調節するものや、瞳孔にあって虹彩の絞りを調節するものなど。
「肛門括約筋」
排便などに際して、肛門を広げたり縮めたりする筋。平滑筋の内肛門括約筋と、横紋筋の外肛門括約筋とからなる。
「括弧」 かっこ
特定の文字・語句・文などを囲って他の部分と区別する記号。( )〔 〕「 」[ ]〈 〉など。
また、その記号をつけること。
「括弧でくくる」「氏名のあとに括弧して年齢を示す」
「括弧付き」
実体がその言葉どおりであるかどうか疑問がある、という意を表す。
「括弧付きの福祉政策」
「鉤括弧」 かぎ~
文章表記中などで用いる 「」『』〔〕などの記号。会話や引用、注意語句などを示すのに用いる。
「丸括弧」
文章表記中などで用いる( )の記号。補足説明や省略可能などを表すのに用いる。パーレン。
「一括」
一つにまとめること。また、まとめたもの。
「一括して購入する」
「一括審議」
「かな漢字一括変換」
「一括り」 ひとくくり
一つにまとめてくくること。また、そのもの。いっかつ。
「一括め」 ひとくるめ
一つにまとめること。ひとまとめ。ひとくくり。
「概括」
1 内容のあらましをまとめること。「意見を概括する」
2 論理学で、さまざまな事物に共通する性質を抽象し、その性質を一つの概念にまとめること。一般化。
「総括り」 = 「総括・綜括」
1 個々のものを一つにまとめること。全体をとりまとめて締めくくること。
「各人の意見を総括する」
2 労働運動や政治運動で、それまでの活動の内容・成果などを評価・反省すること。
「春闘を総括する」
「総括質問」
国会の委員会で、全閣僚出席のもとに、審議案件全般についてなされる質問。
「統括」
ばらばらのものを一つにまとめること。
「さまざまな意見を統括する」
「情報戦略統括役員」 = 「CIO」 Chief Information Officer
企業内の情報システムや情報戦略の最高責任者。
最高情報責任者、情報戦略統括役員、情報統轄責任者、情報統括役員とも訳される。
「包括」 ほうかつ
全体をひっくるめてまとめること。
「諸問題を包括して扱う」「すべてを包括した概念」
「包括的」
すべてをひっくるめているさま。総括的。
「包括的な論述」
「包括遺贈」 財産を特定せずに、遺産の全部またはその一部分を一括して与える遺贈。
「特定遺贈」 特定の財産を目的とする遺贈。遺産中の特定の物や権利または一定額の金銭を与える遺贈。
「包括財産」 財産を構成する権利義務のすべてを包括して一つとして扱う場合の財産。相続財産など。
「包括承継」 相続・会社合併などで、他人の権利義務を一括して承継すること。
「特定承継」 他人の権利を個々に承継すること。売買などによる権利の取得など。
「括出」
律令制で、戸籍・計帳に記載されていない者を官司が摘発して付載すること。課役を逃れる浮浪逃亡や偽籍への対策。
「引括」
狂言。うるさい妻を離縁しようとした男が、離別のしるしになんでもやると言うと、妻は夫の頭に袋をかぶせてひっくくり、これが欲しいと引いて行く。
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