常用漢字10/1945「午」

」 [音]ゴ(呉)(漢) [訓]うま

1 十二支の7番目。
庚午」 こうご 庚・かのえ   午・うま → 「庚午年籍」 全国的規模のものとしては最古の戸籍。
戊午」 ぼご  干支の55番目。つちのえうま。
壬午」 じんご 壬・みずのえ 午・うま → 「壬午の変
丙午」 ひのえうま・へいご 
 干支の43番目。この年は火災が多く、また、この年に生まれた女性は気が強く、夫を食い殺すという迷信があった。
甲午農民戦争」 → 「東学党の乱
初午」 はつうま 2月の最初の午の日。また、その日に行われる各地の稲荷(いなり)神社の祭礼。
子午環」 「子午儀
子午線」 → 「子午線観測」「子午線通過」「本初子午線」「磁気子午線
子午面」 ある地点の天頂と、天の北極および南極とを含む平面。
日読みの午」 ひよみ・の・うま 暦に用いる「ウマ」、すなわち「午」の字を、「馬」の字と区別していう語。

2 方角の名。南。
亭午」 ていご 日が南中すること。転じて、正午。まひる。

3 昔の時刻の名。今の昼の12時ごろ、およびその後の2時間。または昼の12時前後の2時間。
正午」 しょうご 昼の12時。この時刻に太陽が子午線を通過する。
午時」 真昼どき。うまの時。正午。
日午
上午」 じょうご ⇔ 「下午」 かご
午下」 昼過ぎ。昼下がり。午後。
午前」 
→ 「午前様」 夜遅くまで酒を飲んだり遊んだりして、午前零時を過ぎて帰宅すること。また、その人。
午後午后
午後一」 昼休みが終わって、午後の業務の始まった直後をいう。「午後一でお電話します
→ 「朝一」 朝の業務の始まった直後をいう。「朝一でお届けします
午餐」 ごさん 昼の食事をとること。昼食。「友人を招いて午餐する」「午餐会
午飯
午餉」 ごしょう 昼飯。昼餉。昼食。
午睡」 ごすい 昼寝をすること。
午熱」 ごねつ 昼ひなかの暑さ。日中の暑気。
午夜
午砲」 ごほう 正午を知らせる合図の大砲。
昼時分午時分
 1 昼頃。昼どき。
 2 衣服などが古くなりかけていること。
茶事七式」 ちゃじしちしき
 茶会の7種類の方式。暁の茶事、朝の茶事、正午の茶事、夜咄の茶事、不時の茶事、飯後(はんご)の茶事、跡見(あとみ)の茶事。
 → 「夜咄」 よばなし 「飯後」 はんご  「跡見」 あとみ

4 1にあたる年や日。

5 陰暦5月の異称。
端午端五」 
端午の節句
五節句」 年間の五つの節句。
→「人日」(正月7日)・「上巳」(3月3日)・「端午」(5月5日)・「七夕」(7月7日)・「重陽」(9月9日)

6 交差する。
旁午」 ぼうご 縦横に入り乱れること。また、往来の激しいこと。