「恭」
[音]キョウ(漢) [訓]うやうやしい
丁寧で慎み深くすること。うやうやしい。
「恭しい」 うやうやしい
《「礼(うや)」を重ねて形容詞化した語》相手を敬って、礼儀正しく丁寧である。「神前で恭しく頭を下げる」
「礼礼し・恭し」 いやいやし
礼儀正しい。うやうやしい。
「足恭」 しゅきょう・すうきょう
《「論語」公冶長の「巧言、令色、足恭なるは、左丘明これを恥づ」から。「足」は度が過ぎること》
過度にうやうやしいこと。また、おもねること。しゅきょう。すきょう。
「温良恭倹譲」 おんりょうきょうけんじょう
《「論語」学而から》おだやかで、すなおで、うやうやしく、つつましく、ひかえめなこと。
孔子が人に接する態度を評していった言葉。
「恭倹」 きょうけん
人に対してはうやうやしく、自分自身は慎み深く振る舞うこと。また、そのさま。「恭倹己れを持す」
「恭謙」 きょうけん
慎み深く、へりくだること。また、そのさま。「恭謙な態度で人に接する」
「謙恭」 けんきょう
へりくだって、礼儀正しく接すること。また、そのさま。「謙恭な態度」
「恭順」 きょうじゅん
命令につつしんで従う態度をとること。「王に恭順の意を表する」
「恐悦・恭悦」 きょうえつ
1 相手の好意などを、もったいなく思って喜ぶこと。多く、感謝の意を表すときに用いる語。
「恭悦至極に存じます」
2 非常に喜ぶこと。
「恭賀」 きょうが
うやうやしく祝うこと。謹賀。「恭賀新年」「恭賀新禧」
「恭謹」 きょうきん
うやうやしくつつしみ深いこと。また、そのさま。
「恭敬」 きょうけい・くぎょう
つつしみ、うやまうこと。
「敬恭」 けいきょう
謹んでうやまうこと。
「允恭天皇」 いんぎょう・てんのう
記紀で、第19代の天皇。仁徳天皇の第4皇子。名は雄朝津間稚子宿禰(おあさづまわくごのすくね)。
皇居は大和の遠飛鳥宮(とおつあすかのみや)。宋書にみえる倭の五王の一人、済とする説がある。
「仲恭天皇」 ちゅうきょうてんのう
[1218~1234]第85代の天皇。順徳天皇の第4皇子。名は懐成(かねなり)。承久3年(1221)即位。承久の乱のため、幕府により在位七十余日で廃されたので、九条廃帝・半帝と称された。明治3年(1870)仲恭天皇と追諡(ついし)。
「岡田為恭」 おかだ・ためちか
[1823~1864]江戸末期の復古大和絵派の画家。京都の人。一時、冷泉(れいぜい)三郎を自称。
大量の古画を模写する一方、障壁画なども描いた。
「恒藤恭」 つねとうきょう
[1888~1967]法哲学者。島根の生まれ。昭和8年(1933)滝川事件で京大教授を辞職。第二次大戦後、大阪市立大学長。著「法の基本問題」「法的人格者の理論」など。
「友田恭助」 ともだきょうすけ
[1899~1937]新劇俳優。東京の生まれ。本名、伴田五郎。築地小劇場の創立に参加。のち築地座を結成、創作劇の上演に努めた。
「多岐川恭」 たきがわきょう
[1920~1994]小説家。福岡の生まれ。本名、松尾舜吉。本格推理小説、時代小説、ミステリー、SFなど広い分野で作品を発表。巧みなストーリー展開と綿密な性格描写で多くの読者を得た。「落ちる」で直木賞受賞。他に「濡(ぬ)れた心」「イヴの時代」「ゆっくり雨太郎捕物控」など。
「恭仁京」 くにきょう・くにのみやこ
京都府木津川市加茂町例幣(れいへい)にあった聖武天皇の都。天平12年(740)奈良からこの地に遷都。
未完成のまま4年後に難波(なにわ)に移った。大養徳恭仁大宮(おおやまとくにのおおみや)。くにのみやこ。
[音]キョウ(漢) [訓]うやうやしい
丁寧で慎み深くすること。うやうやしい。
「恭しい」 うやうやしい
《「礼(うや)」を重ねて形容詞化した語》相手を敬って、礼儀正しく丁寧である。「神前で恭しく頭を下げる」
「礼礼し・恭し」 いやいやし
礼儀正しい。うやうやしい。
「足恭」 しゅきょう・すうきょう
《「論語」公冶長の「巧言、令色、足恭なるは、左丘明これを恥づ」から。「足」は度が過ぎること》
過度にうやうやしいこと。また、おもねること。しゅきょう。すきょう。
「温良恭倹譲」 おんりょうきょうけんじょう
《「論語」学而から》おだやかで、すなおで、うやうやしく、つつましく、ひかえめなこと。
孔子が人に接する態度を評していった言葉。
「恭倹」 きょうけん
人に対してはうやうやしく、自分自身は慎み深く振る舞うこと。また、そのさま。「恭倹己れを持す」
「恭謙」 きょうけん
慎み深く、へりくだること。また、そのさま。「恭謙な態度で人に接する」
「謙恭」 けんきょう
へりくだって、礼儀正しく接すること。また、そのさま。「謙恭な態度」
「恭順」 きょうじゅん
命令につつしんで従う態度をとること。「王に恭順の意を表する」
「恐悦・恭悦」 きょうえつ
1 相手の好意などを、もったいなく思って喜ぶこと。多く、感謝の意を表すときに用いる語。
「恭悦至極に存じます」
2 非常に喜ぶこと。
「恭賀」 きょうが
うやうやしく祝うこと。謹賀。「恭賀新年」「恭賀新禧」
「恭謹」 きょうきん
うやうやしくつつしみ深いこと。また、そのさま。
「恭敬」 きょうけい・くぎょう
つつしみ、うやまうこと。
「敬恭」 けいきょう
謹んでうやまうこと。
「允恭天皇」 いんぎょう・てんのう
記紀で、第19代の天皇。仁徳天皇の第4皇子。名は雄朝津間稚子宿禰(おあさづまわくごのすくね)。
皇居は大和の遠飛鳥宮(とおつあすかのみや)。宋書にみえる倭の五王の一人、済とする説がある。
「仲恭天皇」 ちゅうきょうてんのう
[1218~1234]第85代の天皇。順徳天皇の第4皇子。名は懐成(かねなり)。承久3年(1221)即位。承久の乱のため、幕府により在位七十余日で廃されたので、九条廃帝・半帝と称された。明治3年(1870)仲恭天皇と追諡(ついし)。
「岡田為恭」 おかだ・ためちか
[1823~1864]江戸末期の復古大和絵派の画家。京都の人。一時、冷泉(れいぜい)三郎を自称。
大量の古画を模写する一方、障壁画なども描いた。
「恒藤恭」 つねとうきょう
[1888~1967]法哲学者。島根の生まれ。昭和8年(1933)滝川事件で京大教授を辞職。第二次大戦後、大阪市立大学長。著「法の基本問題」「法的人格者の理論」など。
「友田恭助」 ともだきょうすけ
[1899~1937]新劇俳優。東京の生まれ。本名、伴田五郎。築地小劇場の創立に参加。のち築地座を結成、創作劇の上演に努めた。
「多岐川恭」 たきがわきょう
[1920~1994]小説家。福岡の生まれ。本名、松尾舜吉。本格推理小説、時代小説、ミステリー、SFなど広い分野で作品を発表。巧みなストーリー展開と綿密な性格描写で多くの読者を得た。「落ちる」で直木賞受賞。他に「濡(ぬ)れた心」「イヴの時代」「ゆっくり雨太郎捕物控」など。
「恭仁京」 くにきょう・くにのみやこ
京都府木津川市加茂町例幣(れいへい)にあった聖武天皇の都。天平12年(740)奈良からこの地に遷都。
未完成のまま4年後に難波(なにわ)に移った。大養徳恭仁大宮(おおやまとくにのおおみや)。くにのみやこ。
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