一級単語033

1
赴く】 おもむく
1 ある場所・方角に向かって行く。
  「現場に赴く
  「前線に赴く上前线
  「中国に赴く前往中国
  「援助に赴く前去支援
  「国家の急に赴く赴国难
  「代表団を率いて地方に赴いた率领代表团去外地访问
  「新しい任地へ赴いた去新单位赴任
2 物事がある方向・状態に向かう。
  趋向、倾向、倾于、走向
  「心の赴くままに行動する随心所欲
  「病気が快方に赴く病势趋向好转
  「事業が隆盛に赴く事业日趋昌盛
  「人心の赴くところ人心所向
  「大勢の赴くところに従う顺从大势所趋
3 従う。同意する。



2
重んじる】 おもんじる
  [動ザ上一]「おもんずる」(サ変)の上一段化。
  「名誉を重んじる
  「証拠を重んじる重证据
  「責任を重んじる责任感强
  「健康を重んじる注重健康
  「各国のそれぞれの習慣を重んじる尊重各国的习惯
  「学識の高い人として重んじられる被尊为学识渊博之人
  「彼は会社で大いに重んじられている他在公司里颇受器重
  「礼儀を重んじる重礼仪



3
重んずる】 おもんずる
  [動サ変][文]おもん・ず[サ変]《「おもみする」の音変化》価値のあるものとして重くみる。尊重する。重んじる。
  「芸術を重んずる⇔軽んずる。



4
親父】 おやじ
1 自分の父親を親しんで、また、他人に対してへりくだっていう語。⇔おふくろ。
  「うちの親父は小言が多い我家的老头好唠叨
  「親父も御袋も田舎にいる我家的老头儿老太太都住在乡下
  「俺も親父になった我也当上了孩子的爸爸
2 中年または老齢の男をいう語。
  「隣の親父
  「頑固親父顽固的老头子
  「狸親父狡猾的老头子
  「あいつもすっかり親父になったなあ那家伙也已经成了个小老头
  「親父狩り抢劫中年男子
3 店の主人。
  「飲み屋の親父
  「タバコ屋の親父香烟店老板
4 部下がその集団の長を親しんでいう語。
  「うちの親父我们头儿
  「おい、親父さんが呼んでるよ喂,头儿叫你呢
5 ヒグマの俗称。山のおやじ。
6 父母の父。祖父。



5
及び】 および
  [接]《漢文訓読で接続詞に使う「及」の字を「および」と読んだところから》複数の事物・事柄を並列して挙げたり、別の事物・事柄を付け加えて言ったりするのに用いる語。と。ならびに。また。そして。
  「生徒及び父兄
  「国語、数学、及び英語は必修
  「北京及び天津
  「住所、氏名及び年齢をここに記入してください请在这里填上地址、姓名及年龄

及びもつかない
  望尘莫及
  「及びもつかない速さ望尘莫及的速度
  「そんなことは私には及びもつかないことだ那是我万难办到的



6
及ぶ】 およぶ
1 物事が続いたり広がったりして、ある所・範囲に届く。達する。
  「五時間に及ぶ討論讨论长达5小时
  「被害は各地に及んだ灾害遍及全国
  「議論が国際問題に及ぶ
  「会議が深夜に及ぶ会开到深夜
  「影響が広く及ぶ影响范围很广、影响甚广
  「災難が身に及ぶ灾难临头
  「長ずるに及んで临到长大
  「刃傷ざたに及ぶ终至衍成刀伤事件
  「この鉄道は全長669キロに及んでいる这条铁路线长达669千米
  「全文は数千語に及ぶ全文不下数千言
  「このことは君にまで及ぶ这个事牵涉到你身上
2 ある状態にたちいたる。
  「この期に及んで、まだ決めかねている
3 結果として、ある状態・段階になる。
  「実力行使に及ぶ
4 自分の力が届く。なしとげられる。
  「及ぶ限りの努力をする
  「及ばぬ恋
5 (多く打消しの語を伴って用いる)能力・地位・実質などの程度がある基準に達する。
① 追いつく。また、とり返しがつく。
  「想像も及ばない進歩
  「悔やんでも及ばない
② 匹敵する。かなう。
  「英会話では彼に及ぶ者がない→及びもつかない
  「英語では彼に及ぶものはない论英语没有比得上他的
  「彼女の語学力は私なんかの英語ところではない她的外语才能我这样的人可比不了
6 (「…にはおよばない」の形で)…する必要がない。…しなくともよい。
  「遠慮するには及ばない
7 動詞の連用形に付いて、動詞の意味を強調し、その動作が最後の段階にまで到達していることを表す。
  「聞き及ぶ
8 及び腰になる。



7
】 おり
1 折ること。また、折ったもの。
  「線にそって折をつける
  「九十九(つづら)折の坂
  「二つ折りにする对折
2 薄い木の板などで浅く箱型に作った容器。料理や菓子などを詰める。折り箱。また、それに食べ物を詰めたもの。折り詰め。
  「赤飯を折に詰める
  「和菓子の折
  「海苔巻きを折に詰める往盒子里装紫菜寿司
  「菓子一折一盒点心
  「折り詰めの寿司をふた折り注文する订购两盒(装盒的)寿司
3 過ぎゆく時の中の、区切られたある時点。機会。
  「折を見て伺います
  「上京の折
  「その折私もそこに居合わせた那个时候我也正在场
  「上海に行った折に彼を訪ねた去上海的时候我找过他
  「忙しくて彼に会う折がない忙得没有机会跟他见面
  「これはまたとない折だ这是难得的机会
  「折があればさっそくお訪ねいたします有了机会我就迟早去拜访您
  「折を待つ等待时机
4 季節。時節。
  「お寒い折から
  「お寒い折くれぐれもご自愛ください冬寒之季请务必保重
5 製本で、全紙1枚を印刷したものを16ページとか32ページとかになるよう折り畳んだもの。また、その作業。
  「八つ折の本八开本的书
6 連歌・俳諧で、懐紙の1枚(表・裏)をいう語。
  「名残の折
7 折り重ねたものを数えるのに用いる。
  「半紙一折
8 折り箱に入れたものや折り詰めにしたものなどを数えるのに用いる。
  「鰹節(かつぶし)一折
  「四さお入りの羊羹二折

折に触れて
  碰到机会;遇时机;随时;即兴
  「彼は折に触れて詩を作る他有机会便应景作诗
  「これは折に触れての作だ这是即兴之作

折もあろうに
  偏偏在这个时候、偏巧这时
  「折もあろうに今来るとは、実に困ったもんだ偏偏现在来,真糟糕

折も折
  正当这个时候,偏巧这时
  「折も折、ちょうどその人がやって来た正在这时候,凑巧那个人来了

折を見て
  看机会、找时机、见机行事
  「いつか折を見て彼に話してみよう等我找个机会跟他谈一下吧



8
】 おり
  《「居(お)り」からという》猛獣や罪人が逃げないように入れておく、鉄格子などを使った頑丈な囲い、または室。
  「熊の檻熊笼
  「羊の檻羊圈、羊栏
  「次々と檻から飛び出す纷纷出笼
  「檻に入れる赶进圈里
  「檻に閉じ込める关在笼子里



9
オリエンテーション】 orientation
  《「方向づけ」の意》新しい環境などに人を順応させるための教育指導。特に、学校・会社などで、新しく入った者に対し、組織の仕組み・ルール、学習や仕事の進め方などについて説明すること。
  新人教育
  「新入生に対するオリエンテーション给新生办的学习班



0
折り返す】 おりかえす
1 紙・布などをもとの方へ折って重ねる。折って二重にする。
  「襟を折り返す翻领子
  「紙を折り返す把纸叠成两层
  「袖口を折り返す挽起袖口
2 ある地点まで行って、来た方向へ戻る。引き返す。
  「この先不通のため当駅で折り返します
  「途中から折り返す中途折回
  「終点から折り返す从终点返回
3 手紙や話などの返事を、あまり時間がたたないうちにする。
  「折り返して返事の手紙が届く
  「折り返して電話する反复打电话
4 詩歌や管弦などを繰り返す。