2008-08-02 色鉛筆、内閣改造

粗体的部分,不知道该怎么翻或者没有完全明白它的意思。

思索的な随筆で知られた故・串田孫一さんが、幼時に買ってもらった12色の色鉛筆について書いている。物の豊かでない大正時代のこと、使えば短くなる色鉛筆を惜しみながら、力を入れず、そっと淡く色を塗ったそうだ

思索的 しさくてき 随筆 ずいひつ 故 ゆえ 
串田 くしだ 幼時 ようじ 12色 12しょく 
色鉛筆 いろえんぴつ 豊かだ ゆたかだ 大正 たいしょう
惜しむ おしむ 力 ちから 淡い あわい 塗る ぬる
思索性的随笔而广为人知的已故串田孙一先生,写了关于幼时买12色彩色彩笔的事。说是在物质不丰富的大正时代,(他)爱惜用起来就会变短的彩色铅笔,就不用力,轻轻地淡淡涂上颜色。

今の子のように、ぐいぐい塗り込んでは描けなかったと回想している。さて、自前のカラーを出すべく内閣を改造した福田首相はどうだろう。思い通りにぐいぐい色づけしたのか。それとも党内のしがらみに縛られて、ろくに色づけ出来ずに終わったのか
自前 じまえ:自己负担费用;(艺妓还清欠债)自己独立营业
首相 しゅしょう  
思い通り:気まま 随心所欲
色付ける:染色
柵 しがらみ 縛る しばる 
(串田先生)回想起来(当时)不像现在的孩子这样用力涂写来描画。那么,为了“画出自己的颜色”而改造内阁的福田首相怎么样呢?随心所欲地用力上色吗?或者为党内的“麻烦”所绊住,不能好好地“上色”就结束了呢?

改造に先立つ自民党人事では、「きのうの敵」だった麻生氏を味方につけて幹事長に置いた。解散総選挙に向けての「顔」である。けられる心配もあったようだが、まずは挙党一致の色を濃く塗ったといえる
改造 かいぞう 
先立つ さきだつ  领先, 率先
麻生氏 あそうし 味方 みかた  〔自分の属する方〕我(方), 自己这一方
解散総選挙 かいさんそうせんきょ
挙党 きょとう  一致 いっち  蹴られる 蹴る ける 
作为率先改造的自民党人事,“昔日的敌人”麻生氏也被拉到自己的阵营中出任幹事長一职。(麻生氏)是面对“解散、总选举”的人。(福田)虽然担心被(麻生氏)踢下台,但可以说首先就浓重地涂上了“全党一致”的色彩。

意外と言っては失礼だろうか。新内閣の顔ぶれは「しがらみ色」をさほど感じさせない。党三役をそろって閣僚に横滑りさせた。派閥間のバランスも、例によってなかなかのものだ。とはいえ、何とか「適材適所」と折り合っている印象は残す
顔触れ かおぶれ  (列名的)人员
然程  さほど  那样; 那么(下面多接否定语)
党三役 とうさんやく
横滑り よこすべり  〔同格の役職に動く〕调职
派閥間 はばつかん
適材適所 てきざいてきしょ
折り合う おりあう   互相和好  互相迁就、妥协
如果说(内阁改造)是令人意外那有点失礼吧。新内阁的成员并不那么让人觉得“不谐调”(有矛盾)。党内三巨头都在阁僚间平调。派系之间的平衡,照前例来看真是很不容易的事啊。。虽说如此,好歹留下了“适材适所”、和睦相处的印象。

だが、わだかまるものもある。結局は選挙のための改造で、政策のためではないのでは、という不信だ。口をそろえて「難局」を叫んでも、それが党の難局であって、国民の難儀でないようでは困る
揃える そろえる 使一致
難局 なんきょく 難儀 なんぎ 困难 痛苦
但是,仍然有让人纠结的地方。改造是为了选举的原因,而不是为了政策的原因,这让人不能信任。就算众口一词地叫“难局”,也让人困惑——那是党的难局而不是国民的困难。

冒頭の串田さんには後日談があって、還暦を過ぎて60色の色鉛筆を贈られたそうだ。鉛筆は申し分ないのに絵が下手で、と悔しがっている。ぐいぐい上手な絵を描いて、それを絵に描いた餅に終わらせない。国民が期待するのは、そんな首相に違いない。
後日談 ごじつだん 后话
還暦 かんれき 花甲之年
申し分 もうしぶん 缺点
关于开头提到的串田先生还有后话,他在过了60岁的时候收到了60色的彩色铅笔。(他)很遗憾铅笔很好但画得不好。用力地描画擅长的画(用力描绘美好的前景),而不止于画在纸上的饼。国民所期待的,正是这样的首相。