强烈地参考了沪江天声人语小组的翻译
もう命日は過ぎたけれど、8月は明治を代表する落語家の三遊亭円朝が亡くなった月だと聞いて、東京の谷中にある墓所を訪ねてみた。「三遊亭円朝無舌居士」の文字が山岡鉄舟の筆で刻まれている
命日 めいにち 三遊亭円朝 さんゆうてい・えんあさ 谷中 やなか
墓所 ぼしょ 無舌居士 むぜつ・こじ 山岡鉄舟 やまおか・てっふね
筆 ふで 写的字、画的画、作的文章 刻む きざむ
虽说已经过了忌日,但在听说8月是明治时期的代表落语家三游亭圆朝去世的月份后,还是去拜访了位于东京谷中的墓地。(墓碑上)刻有山冈铁舟的笔书“三游亭圆朝无舌居士”。
円朝は生前から「無舌居士」と号し、〈閻王に舌を抜かれて是からは心のままにうそも云はるる〉などと歌を詠んでいた。近世以来の話芸を集大成した才人に似つかわしく、思わずニヤリとさせる墓碑である
生前 せいぜん 号する ごうす 閻王 えんおう
是から これから 近世 きんせい 話芸 はなしげい
集大成 しゅうたいせい 才人 さいじん
似つかわしい 相応しい ニヤリ 一笑
圆朝从生前开始就号称“无舌居士”,唱着“被阎王拔了舌,从此后随心所欲谎话可说得”之类的歌。真称得上是集近世以来语言艺术之大成的才子,墓碑都让人忍俊不禁。
ところで墓碑といえば、まずは「〇〇家之墓」が刻字の定番だ。だが、近ごろは変化が兆しているらしい。ユニークな「自分流」が人気だと、先日の記事が伝えていた。定番に代わって、「愛」「和」「永遠」「やすらぎ」といった文字が大書されているそうだ
〇〇家 〇〇け 墓 はか 刻字 こくじ
定番 ていばん 兆す きざす ユニーク unique
自分流 じぶんりゅう 安らぎ やすらぎ 大書 たいしょ
话说墓碑这东西,首先“〇〇家之墓”是刻字的定例。但是,近来像是有变化的兆头。前些日子本栏目也提到过唯一的“自我流派”很流行。据说,“爱”、“和”、“永远”、“安乐”之类的文字代替定例用大字刻在上面。
そして、故人の名や命日は側面や裏側に控えめに彫るのだという。注文主の望む文字を書家が書くサービスを始めた業者は、「潜在需要は多いはず」と踏む。専門家によれば、家という概念の希薄化や、個人を尊重する傾向が自由な文字の背景にあるようだ
側面 そくめん 裏側 うらがわ 控えめ 控えめ
彫る ほる 注文主 ちゅうもんぬし 書家 しょか
潜在需要 せんざいじゅよう 踏む ふむ 概念 がいねん
希薄化 きはくか 尊重 そんちょう 傾向 けいこう
背景 はいけい
听说,于是死者的名字和忌日被谨慎地雕刻在侧面或者背面。开始提供书法家按订购人希望的文字而书写的服务的商人评估说“潜在需要应该很多”。据专家而言,好像家庭概念的希薄化和尊重个人的倾向是自由文字的背景。
岩本素白の残した一節を思い出す。早大で文学を講じた人で、名文の随筆で知られた。信州へ疎開して迎えた終戦の年の秋、鬱々とした気分で散歩をするうち、野辺に一群れの墓を見つける
岩本素白 いわもと・すじろ 一節 いっせつ 早大 そうだい
講じる こうじる 名文 めいぶん 随筆 ずいひつ
信州 しんしゅう 疎開 そかい 鬱々 うつうつ
野辺 のべ 一群れ ひとむれ
想起了岩本素白留下来的一段话。(岩本)是在早大讲授文学的人,以出色的随笔而广为人知。(岩本说,)向信州散开军队迎来终战的那一年秋天,带着郁郁寡欢的心情散步时,发现了野地里的一群墓。
南に向かい、遠い山を眺めているような墓石の一つに「秋山微笑居士」と彫ってあった。素白はすっかり良い気分になり、足取りも軽く宿へ帰ったそうだ(「野の墓」)。故人を記憶する文字が様々な感慨に生者を誘う。そんな墓に遭うのも、楽しからずやである。
眺める ながめる すっかり 全,都,全都,完全 足取り あしどり
宿 やど 記憶 きおく 感慨 かんがい
生者 しょうじゃ 誘う さそう 遭う あう
秋山微笑居士 あきやま・びしょう・こじ
楽しからずや たのしからずや
在南向眺望远山的墓石中,有一块上面写着“秋山微笑居士”。据说素白的心情(由此)完全变好了,步履轻松地回到了旅店。记录亡者的文字让生者发出各种各样的感慨。碰到那样的墓,真是乐事一件。
云はるる 参考古典助动词活用表
楽しからずや ■■■■■■■■■
もう命日は過ぎたけれど、8月は明治を代表する落語家の三遊亭円朝が亡くなった月だと聞いて、東京の谷中にある墓所を訪ねてみた。「三遊亭円朝無舌居士」の文字が山岡鉄舟の筆で刻まれている
命日 めいにち 三遊亭円朝 さんゆうてい・えんあさ 谷中 やなか
墓所 ぼしょ 無舌居士 むぜつ・こじ 山岡鉄舟 やまおか・てっふね
筆 ふで 写的字、画的画、作的文章 刻む きざむ
虽说已经过了忌日,但在听说8月是明治时期的代表落语家三游亭圆朝去世的月份后,还是去拜访了位于东京谷中的墓地。(墓碑上)刻有山冈铁舟的笔书“三游亭圆朝无舌居士”。
円朝は生前から「無舌居士」と号し、〈閻王に舌を抜かれて是からは心のままにうそも云はるる〉などと歌を詠んでいた。近世以来の話芸を集大成した才人に似つかわしく、思わずニヤリとさせる墓碑である
生前 せいぜん 号する ごうす 閻王 えんおう
是から これから 近世 きんせい 話芸 はなしげい
集大成 しゅうたいせい 才人 さいじん
似つかわしい 相応しい ニヤリ 一笑
圆朝从生前开始就号称“无舌居士”,唱着“被阎王拔了舌,从此后随心所欲谎话可说得”之类的歌。真称得上是集近世以来语言艺术之大成的才子,墓碑都让人忍俊不禁。
ところで墓碑といえば、まずは「〇〇家之墓」が刻字の定番だ。だが、近ごろは変化が兆しているらしい。ユニークな「自分流」が人気だと、先日の記事が伝えていた。定番に代わって、「愛」「和」「永遠」「やすらぎ」といった文字が大書されているそうだ
〇〇家 〇〇け 墓 はか 刻字 こくじ
定番 ていばん 兆す きざす ユニーク unique
自分流 じぶんりゅう 安らぎ やすらぎ 大書 たいしょ
话说墓碑这东西,首先“〇〇家之墓”是刻字的定例。但是,近来像是有变化的兆头。前些日子本栏目也提到过唯一的“自我流派”很流行。据说,“爱”、“和”、“永远”、“安乐”之类的文字代替定例用大字刻在上面。
そして、故人の名や命日は側面や裏側に控えめに彫るのだという。注文主の望む文字を書家が書くサービスを始めた業者は、「潜在需要は多いはず」と踏む。専門家によれば、家という概念の希薄化や、個人を尊重する傾向が自由な文字の背景にあるようだ
側面 そくめん 裏側 うらがわ 控えめ 控えめ
彫る ほる 注文主 ちゅうもんぬし 書家 しょか
潜在需要 せんざいじゅよう 踏む ふむ 概念 がいねん
希薄化 きはくか 尊重 そんちょう 傾向 けいこう
背景 はいけい
听说,于是死者的名字和忌日被谨慎地雕刻在侧面或者背面。开始提供书法家按订购人希望的文字而书写的服务的商人评估说“潜在需要应该很多”。据专家而言,好像家庭概念的希薄化和尊重个人的倾向是自由文字的背景。
岩本素白の残した一節を思い出す。早大で文学を講じた人で、名文の随筆で知られた。信州へ疎開して迎えた終戦の年の秋、鬱々とした気分で散歩をするうち、野辺に一群れの墓を見つける
岩本素白 いわもと・すじろ 一節 いっせつ 早大 そうだい
講じる こうじる 名文 めいぶん 随筆 ずいひつ
信州 しんしゅう 疎開 そかい 鬱々 うつうつ
野辺 のべ 一群れ ひとむれ
想起了岩本素白留下来的一段话。(岩本)是在早大讲授文学的人,以出色的随笔而广为人知。(岩本说,)向信州散开军队迎来终战的那一年秋天,带着郁郁寡欢的心情散步时,发现了野地里的一群墓。
南に向かい、遠い山を眺めているような墓石の一つに「秋山微笑居士」と彫ってあった。素白はすっかり良い気分になり、足取りも軽く宿へ帰ったそうだ(「野の墓」)。故人を記憶する文字が様々な感慨に生者を誘う。そんな墓に遭うのも、楽しからずやである。
眺める ながめる すっかり 全,都,全都,完全 足取り あしどり
宿 やど 記憶 きおく 感慨 かんがい
生者 しょうじゃ 誘う さそう 遭う あう
秋山微笑居士 あきやま・びしょう・こじ
楽しからずや たのしからずや
在南向眺望远山的墓石中,有一块上面写着“秋山微笑居士”。据说素白的心情(由此)完全变好了,步履轻松地回到了旅店。记录亡者的文字让生者发出各种各样的感慨。碰到那样的墓,真是乐事一件。
云はるる 参考古典助动词活用表
楽しからずや ■■■■■■■■■
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