▼釣れた釣れた、さあ帰ろうという時に、水の底から「置いてけ~置いてけ~」の声。江戸に伝わる「置いてけ堀」だ。霞が関村の農水堀にも、昨年来、通りすがりの政治家があれこれと置いていった。地位に名誉、将来まで。あの声がまた、聞こえてきた
底 そこ 置いてけ堀 おいてけぼり 霞ヶ関村 かすみ・が・せき・むら
名誉 めいよ 農水堀 のうすい・ほり
钓着钓着,就在要回去的时候,水底传来了“放着~放着~”的声音。这就是从江户时代流传下来的“置いてけ渠”。在霞关村的农水渠,近年来也有路过的政治家处于这样那样的状态。从地位到名誉、甚至将来。那样的声音,还能听到。
▼農水相、太田誠一氏の政治団体が、家賃入らずの秘書宅を「主たる事務所」と届け出て、事務所費や人件費を計上していた。この支出に実体があるかどうかが問われている。氏を「育てる会」なる団体は、実のところ、どれほ ど育てたのか
農水相 のうすいしょう 大田誠一 おおた・せいいち
秘書宅 ひしょ・たく 主たる しゅたる 計上 けいじょう
支出 ししゅつ 実体 じったい 団体 だんたい
农水相太田诚一的政治团体,将不必要的秘书住宅作为“主要的事务所”申报、事务所费和人事费也列入其中。现在正在追究这个支出实际上是否存在。太田氏变成“养育会”的团体,实际上,养到过什么程度呢?
▼農水相といえば、安倍内閣で「政治とカネ」の鬼門だった。事務所費にしても、多くの政治家が釈明に追われた因縁の費目だ。それを踏まえたはずの、改造内閣の身辺調査。ザルどころか真ん中に大穴である。残り少ない信頼の水が、音を立ててこぼれている
安倍 あべ 鬼門 きもん 釈明 しゃくめい
因縁 いんねん 費目 ひもく 身辺 しんぺん
大穴 おおあな 毀れる こぼれる
说到农水相的话,是安倍内阁“政治和金钱”的忌讳。即使是事务所费,也是很多政治家追加说明的理由的经费项目。应该立足于此,进行改造内阁的周边调查。笸箩哪里都是大窟窿。残存的少许信赖之水,也被出现的声音毁掉了。
▼この際、太田氏は堂々と領収書を示し、歯切れよく説明してほしい。口が重い人ではない。中国製ギョーザの中毒事件では「消費者がやかましいから(国内対策を)徹底していく」と言い放った。そう、国民は政治家のカネ繰りにも余計な関心を寄せる、いや、やかましい
堂々 どうどう 領収書 りょうしゅうしょ 歯切れ はぎれ
言い放つ いいはなつ 金繰り かねぐり 余計 よけい
喧しい やかましい
这时候,就想要太田氏堂堂正正地出示收据、清清楚楚地说明一下。(太田)并非寡言之人。他在中国制饺子的中毒事件中放言“消费者要从严彻底执行(国内对策)”。这样,国民只是被政治家寄予了筹款之余的关心,不,严格的……
▼耳を疑う「集団レイプをする人はまだ元気があっていい」は5年前。古傷の再録は本意ではないが、大臣という地位を得た後の「生傷」がいけない。選んだ人の眼力も怪しい
古傷 ふる・きず 再録 さいろく 大臣 だいじん
生傷 なまきず 眼力 がんりき 怪しい あやしい
让人吃惊的“群奸犯还好好的”那事就在5年前。本意并非要揭旧伤疤,而是得了名为大臣的地位后的“新伤”是不对的。挑选的人的眼力很让人生疑。
▼「安心実現」内閣だという。民の心配ごとが山とある時、危機感を欠いた 「慢心失言」内閣では、有権者からおいてけぼりを食らうだろう。秋風に乗り、政権末期のにおいが漂う。
慢心失言 まんしん・しつげん 有権者 ゆうけんしゃ
秋風 あきかぜ 漂う ただよう
说是“安心实现”的内阁。老百姓忧心如山时,欠缺危机感的“傲慢失言”的内阁中,从有权者开始不正在吃“置いてけ渠”吗?政权末期的味道乘着秋风飘散。
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