中国、「金」世界一へ独走、すでにアテネ超え 米国離す
来源:朝日新闻
北京五輪で中国が初の「金メダル世界一」に向け独走している。大会第10日の17日に一気に8個の金メダルを獲得して総数を35個に伸ばし、過去最多だったアテネ五輪の32個を早くも超えた。17日までの金メダル166個のうち2割強を占め、2位米国の19個を大きく上回る圧倒的な強さだ。
金メダルが47個に上る陸上の大半の種目はこれからで、「陸上王国」の米国が追い上げにかかる。とはいえ、アテネでの米国の陸上の金メダルは8個。中国の逃げ切りが現実味を帯びてきている。
「世界の注目が中国に集まった」。新華社の17日の配信記事は勇ましかった。この日はボート女子4人スカルで初の五輪金メダルを獲得し、開催国の勢いを印象づけた。
得意種目で順調に数を伸ばしている。17日現在、飛び込みは女子シンクロ板を郭晶晶、呉敏霞組が制するなど5種目すべてを独占、重量挙げは13種目中8個、体操は8種目中5個の金メダルを獲得した。
さらに、ボートやアーチェリーなどで「五輪初の金メダル」を加えた。米国に後れをとっていた競泳でも、女子200メートルバタフライで劉子歌が2分4秒18の世界新で優勝。国を挙げての強化が実を結んでいる。
心配された自国開催のプレッシャーも、心理専門家を合宿所に常駐させて選手を全面的にサポートし、国内メディアには過度な期待をあおる報道を禁ずるなどの対策が奏功。選手は地元の大声援を力に変えている。銀、銅も順調に積み上げて17日まででメダル総数は61。トップの米国は65。アテネでは米国に遠く及ばなかったメダル総数でも肉薄している。
国家体育総局は表向き「米国、ロシアに次ぐ第2グループ」と謙虚だったが、関係者は「金メダル総数がアテネを上回るのは確実。世界一になるかどうかは他国次第」と見ていた。北京五輪での総金メダル数は302。飛び込みや卓球など得意種目がまだ残っており、中国の獲得金メダルは50近くまで伸びそうな勢いだ。
過去最多の金メダルは84年ロサンゼルス五輪で米国が獲得した83個。(阿久津篤史)
来源:朝日新闻
北京五輪で中国が初の「金メダル世界一」に向け独走している。大会第10日の17日に一気に8個の金メダルを獲得して総数を35個に伸ばし、過去最多だったアテネ五輪の32個を早くも超えた。17日までの金メダル166個のうち2割強を占め、2位米国の19個を大きく上回る圧倒的な強さだ。
金メダルが47個に上る陸上の大半の種目はこれからで、「陸上王国」の米国が追い上げにかかる。とはいえ、アテネでの米国の陸上の金メダルは8個。中国の逃げ切りが現実味を帯びてきている。
「世界の注目が中国に集まった」。新華社の17日の配信記事は勇ましかった。この日はボート女子4人スカルで初の五輪金メダルを獲得し、開催国の勢いを印象づけた。
得意種目で順調に数を伸ばしている。17日現在、飛び込みは女子シンクロ板を郭晶晶、呉敏霞組が制するなど5種目すべてを独占、重量挙げは13種目中8個、体操は8種目中5個の金メダルを獲得した。
さらに、ボートやアーチェリーなどで「五輪初の金メダル」を加えた。米国に後れをとっていた競泳でも、女子200メートルバタフライで劉子歌が2分4秒18の世界新で優勝。国を挙げての強化が実を結んでいる。
心配された自国開催のプレッシャーも、心理専門家を合宿所に常駐させて選手を全面的にサポートし、国内メディアには過度な期待をあおる報道を禁ずるなどの対策が奏功。選手は地元の大声援を力に変えている。銀、銅も順調に積み上げて17日まででメダル総数は61。トップの米国は65。アテネでは米国に遠く及ばなかったメダル総数でも肉薄している。
国家体育総局は表向き「米国、ロシアに次ぐ第2グループ」と謙虚だったが、関係者は「金メダル総数がアテネを上回るのは確実。世界一になるかどうかは他国次第」と見ていた。北京五輪での総金メダル数は302。飛び込みや卓球など得意種目がまだ残っており、中国の獲得金メダルは50近くまで伸びそうな勢いだ。
過去最多の金メダルは84年ロサンゼルス五輪で米国が獲得した83個。(阿久津篤史)
0 评论:
コメントを投稿