▼〈勝負ごとの予想屋なら、商売にならないと投げ出したのではないか。消化試合と目された通りの戦いに勝って、福田康夫氏が「天下餅」を食うことになった。新しい自民党総裁は明日、戦後29人目の首相に選出される〉。1年前の明日、24日付の小欄の書き出しである
予想屋 競馬・競輪などで、自分が予想したいく通りかの的中番号を紙に書くなどして売る者。
天下餅 てんかもち
▼「手抜き」とお叱りを受けそうだが、名を麻生太郎氏に、数を30人目に置き換えれば、そのまま使い回しができる。安倍晋三氏から数えれば3年続けてとなり、秋の彼岸の恒例行事さながらだ
手抜き てぬき しなければならない手続きや手間を故意に省くこと。
使い回す つかいまわす 一つのものをいろいろに使う。
一足の靴をビジネス、レジャーにと使い回す 一双靴既可工作用也可休闲用。
一つのバッグを様々な用途に使い回す 把一个皮包用于各种各样的用途
秘書を使い回す 任意支使秘书
数 かず
数える かぞえる
彼岸 ひがん
恒例 こうれい
宛ら さながら 宛如;非常によく似ているさま 《副詞「さ」+接続助詞「ながら」から》
▼だが、今年は違うことがある。同じ天下餅でも、とりあえず「三日天下」でしかない。遠からず総選挙の火ぶたが切って落とされる。麻生氏は敵将小沢一郎氏を呼び捨てに攻撃して、敵愾心を大いに燃やす
遠からず [副]遠くない将来に。近いうちに。ほどなく。
火蓋 ひぶた
敵愾心 てきがいしん 敵に対して抱く憤りや、争おうとする意気込み。
▼べらんめえが売りだけに、弁舌は小気味良い。時折の勇み足は人間味の裏返しか、ただの軽率か。せんだっての朝日川柳、〈「バカヤロウ」までは言うなと茂祖父〉は笑わせた。危なっかしさが、この人の色気なのかもしれない
べらんめえ 混蛋
弁舌 べんぜつ 口才、辩才;ものを言うこと。また、ものの言い方。話しぶり。
小気味 こきみ 心情 小気味が良い・悪い
時折 ときおり 時々、時たま
勇み足 いさみあし (来源于相扑)因得意忘形而失败
人間味 にんげんみ 人間としての豊かな情緒。また、人間らしい思いやりや、やさしさ。人情味。
裏返す うらかえす 表と裏とを逆にする;物事を逆の立場から見る。
軽率 けいそつ
先達て せんだって さきごろ。先日。
危なっかしい いかにも危ない感じがするさま。
色気 いろけ
▼奇しくも昨日は、その祖父、吉田茂元首相の生誕130年だったそうだ。選出後の壇上で麻生氏自らが披露した。「民主党に勝って初めて天命を果たせる」と語る声は、党とともに祖父への誓いにも聞こえた
奇しくも くしくも 偶然にも。不思議にも。 《形容詞「くし」の連用形+係助詞「も」から》
壇上 だんじょう
▼かくて両党の「選挙の顔」は出そろい、政治の季節の幕は開いた。「いい顔が推薦状なら、いい心は信用状」と格言に言う。党の心ともいえる「マニフェスト(政権公約)」にそれぞれ何を盛るのか。「いい顔」も大事だが「いい心」を欠いては、有権者の心はつかめない。
斯くて かくて 前に述べた事柄を受けて、あとの事柄が起こり、あるいは、あとの事柄に移っていくことを表す。こうして。このようにして。かくして。
出揃う でそろう 出るはずのものが全部その場に出る。
マニフェスト manifesto 宣言。声明。宣言書。
推薦状 すいせんじょう
信用状 しんようじょう
格言 かくげん
盛る もる
予想屋 競馬・競輪などで、自分が予想したいく通りかの的中番号を紙に書くなどして売る者。
天下餅 てんかもち
▼「手抜き」とお叱りを受けそうだが、名を麻生太郎氏に、数を30人目に置き換えれば、そのまま使い回しができる。安倍晋三氏から数えれば3年続けてとなり、秋の彼岸の恒例行事さながらだ
手抜き てぬき しなければならない手続きや手間を故意に省くこと。
使い回す つかいまわす 一つのものをいろいろに使う。
一足の靴をビジネス、レジャーにと使い回す 一双靴既可工作用也可休闲用。
一つのバッグを様々な用途に使い回す 把一个皮包用于各种各样的用途
秘書を使い回す 任意支使秘书
数 かず
数える かぞえる
彼岸 ひがん
恒例 こうれい
宛ら さながら 宛如;非常によく似ているさま 《副詞「さ」+接続助詞「ながら」から》
▼だが、今年は違うことがある。同じ天下餅でも、とりあえず「三日天下」でしかない。遠からず総選挙の火ぶたが切って落とされる。麻生氏は敵将小沢一郎氏を呼び捨てに攻撃して、敵愾心を大いに燃やす
遠からず [副]遠くない将来に。近いうちに。ほどなく。
火蓋 ひぶた
敵愾心 てきがいしん 敵に対して抱く憤りや、争おうとする意気込み。
▼べらんめえが売りだけに、弁舌は小気味良い。時折の勇み足は人間味の裏返しか、ただの軽率か。せんだっての朝日川柳、〈「バカヤロウ」までは言うなと茂祖父〉は笑わせた。危なっかしさが、この人の色気なのかもしれない
べらんめえ 混蛋
弁舌 べんぜつ 口才、辩才;ものを言うこと。また、ものの言い方。話しぶり。
小気味 こきみ 心情 小気味が良い・悪い
時折 ときおり 時々、時たま
勇み足 いさみあし (来源于相扑)因得意忘形而失败
人間味 にんげんみ 人間としての豊かな情緒。また、人間らしい思いやりや、やさしさ。人情味。
裏返す うらかえす 表と裏とを逆にする;物事を逆の立場から見る。
軽率 けいそつ
先達て せんだって さきごろ。先日。
危なっかしい いかにも危ない感じがするさま。
色気 いろけ
▼奇しくも昨日は、その祖父、吉田茂元首相の生誕130年だったそうだ。選出後の壇上で麻生氏自らが披露した。「民主党に勝って初めて天命を果たせる」と語る声は、党とともに祖父への誓いにも聞こえた
奇しくも くしくも 偶然にも。不思議にも。 《形容詞「くし」の連用形+係助詞「も」から》
壇上 だんじょう
▼かくて両党の「選挙の顔」は出そろい、政治の季節の幕は開いた。「いい顔が推薦状なら、いい心は信用状」と格言に言う。党の心ともいえる「マニフェスト(政権公約)」にそれぞれ何を盛るのか。「いい顔」も大事だが「いい心」を欠いては、有権者の心はつかめない。
斯くて かくて 前に述べた事柄を受けて、あとの事柄が起こり、あるいは、あとの事柄に移っていくことを表す。こうして。このようにして。かくして。
出揃う でそろう 出るはずのものが全部その場に出る。
マニフェスト manifesto 宣言。声明。宣言書。
推薦状 すいせんじょう
信用状 しんようじょう
格言 かくげん
盛る もる
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