▼『ユダヤ・ジョーク集』(講談社)に、ヒトラーが占星術師に死期を問う話がある。ユダヤ人の祭りの日だと聞いた総統、該当する日の護衛を100倍にせよと命じる。「安心はできません」と占師。「いつお亡くなりになっても、それが祭日になります」
ユダヤ (ラテン)Judaea
ヒトラー Adolf Hitler
占星術師 せんせいじゅつ・し
護衛 ごえい
命じる めいじる
占師 うらないし
祭日 さいじつ
▼スターリンは暗殺を恐れ、そっくりの影武者を用意していたという。独裁者の孤独は底なしだ。勝手を重ねるたびに敵が増え、疑心に暗鬼が群がる。側近や身内も信じられず、やがて占師のご託宣を仰ぐ日が訪れる
スターリン Iosif Vissarionovich Stalin
そっくり 欠けることのないさま。そのまま。残らず。全部。
影武者 かげむしゃ
独裁者 どくさいしゃ
孤独 こどく
底なし そこなし
疑心 ぎしん
暗鬼 あんき
群がる むらがる
側近 そっきん
身内 みうち
やがて 不久;到底、毕竟……就
ご託宣 ごたくせん 神託。
仰ぐ あおぐ
訪れる おとずれる 訪問する。
越是恣意妄为越是敌影重重。疑心生暗鬼。
▼この人は今、誰とどんな話をしているのだろう。北朝鮮の金正日総書記に健康不安説が流れている。脳卒中で倒れたとの見方がもっぱらだが、かの国のこと、突然にこやかに現れるかもしれない。他方、「本物」は数年前から公の場に出ていないといった憶測もにぎやかだ
金正日 キム・ジョンイル
総書記 そうしょき
脳卒中 のうそつちゅう
見方 看法、见解
専ら もっぱら 以……为主,主要集中在
彼の かの この
他方 たほう
公の場 こうのば
憶測 おくそく
▼情報鎖国の小穴から漏れ伝わってくる「金王朝」の後継問題。権力の移行があるのなら、混乱はどれほどで収まり、核や拉致の懸案はどう転ぶのか。「たら」と「れば」でつなぐ見通しは堂々巡りとなる
情報鎖国 じょうほうさこく
小穴 おあな
金王朝 きんおうちょう
後継 こうけい
収まる おさまる
懸案 けんあん
転ぶ ころぶ
繋ぐ つなぐ
堂々巡り どうどうめぐり 来回兜圈子
▼早大教授の重村智計氏は近著『金正日の正体』で、総書記は思想家マキャベリの「君主論」に従ってきたと説く。例えば〈愛されるよりも恐れられる方がはるかに安全である〉の教えだ
重村智計 しげむら・ともかず
近著 きんちょ
正体 しょうたい
マキヤべり Niccol di Bernardo Machiavelli 马基雅维利
君主論 くんしゅろん
説く とく
▼遅かれ早かれ、恐怖支配の悪運は尽きる。気がかりは、世界の実相も知らされず、飢えと密告におびえる民衆のことである。独裁者たちは、己の運命に民を巻き込むのが常。一朝ことあれば生身の2千万人が嵐に放り込まれると、心にとめておく。
恐怖 きょうふ
悪運 あくうん
尽きる つきる
気がかり どうなるかと不安で、心から離れないこと
実相 じっそう
飢え うえ
密告 みっこく
民衆 みんしゅう
己 おのれ
一朝 いっちょう
嵐 あらし
ユダヤ (ラテン)Judaea
ヒトラー Adolf Hitler
占星術師 せんせいじゅつ・し
護衛 ごえい
命じる めいじる
占師 うらないし
祭日 さいじつ
▼スターリンは暗殺を恐れ、そっくりの影武者を用意していたという。独裁者の孤独は底なしだ。勝手を重ねるたびに敵が増え、疑心に暗鬼が群がる。側近や身内も信じられず、やがて占師のご託宣を仰ぐ日が訪れる
スターリン Iosif Vissarionovich Stalin
そっくり 欠けることのないさま。そのまま。残らず。全部。
影武者 かげむしゃ
独裁者 どくさいしゃ
孤独 こどく
底なし そこなし
疑心 ぎしん
暗鬼 あんき
群がる むらがる
側近 そっきん
身内 みうち
やがて 不久;到底、毕竟……就
ご託宣 ごたくせん 神託。
仰ぐ あおぐ
訪れる おとずれる 訪問する。
越是恣意妄为越是敌影重重。疑心生暗鬼。
▼この人は今、誰とどんな話をしているのだろう。北朝鮮の金正日総書記に健康不安説が流れている。脳卒中で倒れたとの見方がもっぱらだが、かの国のこと、突然にこやかに現れるかもしれない。他方、「本物」は数年前から公の場に出ていないといった憶測もにぎやかだ
金正日 キム・ジョンイル
総書記 そうしょき
脳卒中 のうそつちゅう
見方 看法、见解
専ら もっぱら 以……为主,主要集中在
彼の かの この
他方 たほう
公の場 こうのば
憶測 おくそく
▼情報鎖国の小穴から漏れ伝わってくる「金王朝」の後継問題。権力の移行があるのなら、混乱はどれほどで収まり、核や拉致の懸案はどう転ぶのか。「たら」と「れば」でつなぐ見通しは堂々巡りとなる
情報鎖国 じょうほうさこく
小穴 おあな
金王朝 きんおうちょう
後継 こうけい
収まる おさまる
懸案 けんあん
転ぶ ころぶ
繋ぐ つなぐ
堂々巡り どうどうめぐり 来回兜圈子
▼早大教授の重村智計氏は近著『金正日の正体』で、総書記は思想家マキャベリの「君主論」に従ってきたと説く。例えば〈愛されるよりも恐れられる方がはるかに安全である〉の教えだ
重村智計 しげむら・ともかず
近著 きんちょ
正体 しょうたい
マキヤべり Niccol di Bernardo Machiavelli 马基雅维利
君主論 くんしゅろん
説く とく
▼遅かれ早かれ、恐怖支配の悪運は尽きる。気がかりは、世界の実相も知らされず、飢えと密告におびえる民衆のことである。独裁者たちは、己の運命に民を巻き込むのが常。一朝ことあれば生身の2千万人が嵐に放り込まれると、心にとめておく。
恐怖 きょうふ
悪運 あくうん
尽きる つきる
気がかり どうなるかと不安で、心から離れないこと
実相 じっそう
飢え うえ
密告 みっこく
民衆 みんしゅう
己 おのれ
一朝 いっちょう
嵐 あらし
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