===動物の角===
頭角
獣の頭部のつの。また、頭の先。
犀角 さいかく → 烏犀角 うさいかく → 犀角の帯 さいかく・の・おび (四五位以下的人用的腰带)
無角牛 没角的牛的品种。大多是肉牛、乳牛。
袋角 ふくろづの
生え替わったばかりのシカの角。皮膚で覆われ、柔らかいこぶ状をしている。《季 夏》
「雨後の木々夕日をこぼす袋角/綾子」
鹿の角 ししのつの 鹿角,特指用鹿角做的骰子。
「鹿の角を揉む」 ばくちに興じる
鹿の角切り しかのつのきり
奈良の春日神社で、毎年秋に、鹿の角を切り落とす行事。《季 秋》
鹿角 ろっかく
1 鹿のつの。呃,用于壮阳药 所谓鹿茸吧
2 昔の武具の一。鹿のつのに似た鉄製のくま手。引っかけて物を引き寄せるのに使った。
鹿角砦 ろっかくさい = 鹿砦 ろくさい = 逆茂木 さかもぎ
敵の侵入を防ぐために、先端を鋭くとがらせた木の枝を外に向けて並べ、結び合わせた柵。さかもがり。
羚羊角 れいようかく
カモシカの角。漢方で解熱・鎮静剤に用いる。
亀毛兎角 きもうとかく = 兎角 とかく
《亀の毛や兎の角は実在しないことから》ありえない物事のたとえ。 うさぎ
凤毛麟角,那虽少但有,它龟毛免角,就是找不到了——但是,绿毛龟呢?
落ち角 おちつの
夏になると自然に落ちる牡鹿の角。落とし角。
洞角 どうかく
牛・水牛などの角のように、中が空洞になっている角。真角。
除角
牛・ヤギなどの角(つの)を取り除くこと。これにより性質がおとなしくなる。
触角 しょっかく
昆虫などの節足動物の頭部にある触覚および嗅覚(きゅうかく)にあずかる器官。形状は糸状・こん棒状・くし状など種類によって異なる。
蝸角 かかく
1 カタツムリの触角。
2 きわめて狭小な世界。
角状 かくじょう
獣の角に似た形。
「角状突起」
===「隅」について===
隅・角 すみ
1 囲まれた区域のかど。
「部屋の四隅」
「書類の隅を綴じる」
2 中央でない所。端の方や奥の方。また、目立たない所。
「隅で小さくなる」
「頭の隅で考える」
3 「隅の折敷(おしき)」の略。
4 「角前髪(すみまえがみ)」の略。
隅角 ぐうかく
1 すみ。片隅。中心から離れた所。隅っこ。小隅・小角・こすみ
「部屋の隅角」
2 立体、結晶などのかど。
「結晶の8個の隅角」
四隅・四角 よすみ
四角い形の四方のすみ。四方のかど。
四隅 しぐう
①よすみ。
②四方。
隅入れ角 すみいれかく
四隅に少しくぼみをつけた方形。 四个角上有点凹进去的方形。
隅切り角・すみきりかく = 隅角・すみかく
方形の四隅を切り落とした形。 被切掉四个角的方形
===形容詞===
角い かくい
四角である。かどばっている。
角角しい かどかどしい
1 言動や性格が角立って、おだやかでない。
「物の言い方に角角しいところがある」
2 物が角立っている。角が多い。
四角い しかくい
1 四角の形をしている。
「四角い窓」
2 堅苦しい感じがするさま。
「四角いあいさつ」
===角+動詞ます形===
角落ち かくおち
将棋で、上手が自分の駒のうちから角行を外して対局すること。
角落し かくおとし
両側の堰柱(せきばしら)に縦溝をつけ、数本の角材を落とし入れ、水流を調整したり、せき止めたりする装置。
角刈り かくがり
男性の髪形の一。回りを短く、上部を平らに刈り、全体を角ばった感じにする。
角切り かくぎり
立方体に切ること。また、切ったもの。さいの目よりも大きい切り方をいう。
→角煮
カツオ・マグロ・豚肉などを角切りにして煮たもの。
角乗り かくのり
職人などが、水に浮かべた角材に乗って、足で操り動かすこと。また、そのようにしてさまざまな曲芸をして見せること。
角巻き かくまき
大きな四角の毛布でできた肩掛け。東北地方の婦人用防寒具。《季 冬》
角書き かくかき
浄瑠璃の名題、歌舞伎の外題、書物の題名などの上に、その主題や内容を示す文字を2行または数行に割って書いたもの。
角隠し つのかくし
1 婚礼の際、和装の花嫁が用いるかぶり物。文金高島田の上に留める細長い布で、表は白絹、裏は紅絹。揚げ帽子から変化したものという。
2 一向宗門の婦人が報恩講の参詣にかぶった黒い帽子。一向帽子。角帽子。
角結び つのむすび
ひもの結び方の一。こま結びにしたひもの両端を、角のように長く出したもの。
角屋造り つの・づくり
民家形式の一。母屋から直角に突き出した棟をもち、平面がL字形またはT字形となるもの。
===動詞ます形+角===
曲り角 まがりかど
1 道などの曲がっている所。道などの折れ曲がっている角。
「この先の曲り角で折れる」
2 新しい状態などに変わる、変わりめ。転機。
「運命の曲り角」
落ち角・おちつの = 落とし角・おとしつの
夏になると自然に落ちる牡鹿(おじか)の角。
撫で角 なでかく
1 四角なもののかどを落として丸みをもたせたもの。
「撫で角の金鍔」 金鍔・きんつば
2 仙台藩が、天明4年(1784)から発行した撫で角形の鉄銭。 = 「撫で角銭」・「角銭」
逃げ角 にげかく
工作機械のバイトやドリルなどで、刃先の背が工作物に当たらないように透かせる角度。
懸け角 かけつの
平安時代以降、邪気を払うため、宮殿内の御帳台の入り口の左右の柱にかけたサイの角。のちには沈の木で作り、両端に銀の金具をつけてつるした。御角。
切り角 きりずみ
=隅きり角 すみきりかく
===動詞===
角逐
互いに争うこと。せりあい。
「業界での角逐」
角張る かくばる
1 四角い形をしている。また、かどができてまるみがない。
「角張った字」
「角張った顔」
2 鹿爪らしくまじめになる。かたくるしくなる。四角ばる。
「角張らずに話し合おう」
「角張った態度」
「あまり角張らずにお楽にどうぞ」
四角張る しかくばる
1 四角形をなす。かどばる。
「四角張った顔」
「肩が四角張る」 端起肩膀
2 改まったり緊張したりして、堅苦しい態度をとる。
「そう四角張らずに楽にしなさい」 不要那么拘谨,请随便些
「四角ばったふるまい」 郑重其事的举止
「四角ばってものを言う」 郑重其事地说; 一本正经地说
角立つ つのだつ
1 角ばっている。かどばる。
「角立っている石」
2 事が円満を欠き、とげとげしいようすになる。かどがたつ。
「そういう態度では話が角立つ」
「君の議論は角立っていけない」 你的说法太生硬要不得
3 人の目を引く。目立つ。
角立てる かどだてる
1 角をとがらせる。かどばらせる。
「目を角立てて話す」
2 人の感情を刺激する言動をとる。かどをたてる。
「事を角立てるようなやり方」
角目立つ つのめだつ
目に角を立てる。いきりたって対立する。かどだつ。
(1)〔かどだつ〕带刺,有棱角,不圆滑,不委婉,生硬
(2)〔仲がわるい〕对立,不睦
===相撲について===
角力 かくりょく
1 力を比べること。
2 =相撲・角力・すもう=相撲・角力・すまい
→牛相撲・牛角力・うしずもう = 牛合わせ
→拳相撲・拳角力・けんずもう
角界 かくかい
相撲の社会
角技 かくぎ
相撲のこと。
好角家 こうかくか
相撲の好きな人。
角通 かくつう
相撲や相撲界の情報に詳しい人。相撲通。
===角落===
三つ角 みつかど
1 三つのかど。
2 道が三方に分かれている地点。三叉路。
「三つ角の交差点」
四つ角 よつかど
1 四つの角。よすみ。
2 二つの道が十字に交わった所。十字路。四つ辻。
街角・町角
1 町の通りの曲がりかど。
「街角の交番」
2 街頭。
「街角の風景」
===その他===
方角 ほうがく
1 ある地点をもとにして、東西南北で表した方向。
「北の方角」
2 吉凶にかかわる方位。
「方角が悪い」
3 そのもののある方向。
「火事は家の方角だ」
4 考え方の方向。見当。
「違った方角から考えてみる」
5 事をする方法。やり方。てだて。
「和解させる方角が立たない」
方角違い ほうがくちがい
1 方角が違うこと。方向違い。
「帰り道とは方角違いだ」
2 見当が違っていること。見当違い。
「方角違いのことを言う」
目角 めかど
1 目の端。目尻。また、怒った目つき。
2 鋭く物を見る目。眼力。また、眼識。
「目角がある」
総角 そうかく
1 子供の髪形。あげまき。
2 髪を1にした子供。また、その年頃。
角突き合い
仲が悪くてよくけんかをすること。いがみ合い。
「部内で角突き合いが絶えない」
角突き合わせる
仲が悪くていつも衝突している。
「ことあるごとに角突き合わせている」
全角
和文の活字・込め物で、正方形の活字1字分の大きさ。
半角
正方形の和文活字の一字を半分にした大きさ。縦組みなら縦の長さだけ半分に、横組みなら横幅だけ半分にしたもの。二分。
三角関係
三人の男女の間の複雑な恋愛関係。
===突角===
突角 とっかく
つき出たかど。
天涯 てんがい
1.空の果て
2.故郷を遠く離れた地。
地角 ちかく
1 大地のすみ。遠く隔たった土地の果て。
2 岬のこと。地嘴。 岬・みさき 地嘴・ちし
天涯地角 てんがいちかく
二つの地が非常に離れていること。また、遠く離れた所。
海角 かいかく
陸地が海に細く突き出した先端の部分。岬。
日语么有「天涯海角」一说。海角只有岬的意思
岬角 こうかく
みさき。さき。
岩角 いわかど
岩石のかど。また、岩石の突き出た所。
角偏 つのへん
漢字の偏の一。「解」「触」などの「角」の称。
角筆 かくひつ
宮中の読書始めなどに用いる、字をさし示す棒。象牙などで筆の形に作った。また、訓点の記入にも用いられた。字さし。かくひち。
这难道不是指教鞭吗?
角形 かくがた
四角い形。方形。
「角形封筒」
角砂糖
小さな立方形に固めた白砂糖。 方糖
角皿
四角な皿。
角盆
四角い盆。
角瓶
四角い形のガラス瓶。
四角四面
1 真四角であること。
「四角四面のやぐら」
2 ひどくまじめで堅苦しいこと。非常にかしこまっていること。また、そのさま。
「四角四面な応答」
「四角四面にあいさつをする」
四角八面=四角八方=四方八方
すべての方面。
邪見の角 じゃけんのつの
無慈悲で気性がかどだっていることを角にたとえた語。
三角州・三角洲 さんかくす
河水の運搬してきた土砂が河口付近に堆積してできた地形。デルタ。
三角江 さんかくこう
潮汐の影響で堆積物が沈殿しにくく、河口が浸食されて、漏斗状に開いている地形。
港が発達しやすい。セーヌ川・アマゾン川・揚子江などにみられる。
互角・牛角 ごかく
《牛の角が左右ともに長短・大小の差がないところから》
双方の力量が同じ程度で、優劣の差がないこと。また、そのさま。五分五分。
「互角の勝負」
「互角にわたりあう」
傾角 けいかく
1 1直線と1平面の間の角。
2 =伏角
3 気象学で、気圧傾度と風向とのなす角度。
圭角 けいかく
1 玉のとがったところ。玉のかど。
2 性格や言動にかどがあって、円満でないこと。
一角 いっかく
1 一つの角(かく)。
「三角形の一角」
2 一つの隅。片隅。一部分。
「氷山の一角」
「画壇の一角に地歩を固める」
3 1本のつの。
4 クジラ目イッカク科の哺乳類。体長3.6~5メートルで、雄では上あごの左の門歯が左ねじりに角状に伸び、長さ2.8メートルに達する。北氷洋に分布。ウニコール。一角獣。
5 《形が長方形のところから》一分銀(いちぶぎん)の異称。
一角・一廉 いっかど
1 相当にすぐれているさま。格段。ひとかど。
「一角の人間」
2 まだ未熟な者が一人前のようにふるまうさま。
一角・一廉 ひとかど
一、名詞
1 ひときわすぐれていること。いっかど。
「一角の人物」
2 それ相応であること。一人前であること。
「一角の理屈を並ベ立てる」
3 一つの事柄。一つの方面。
二、副詞
相当に。いっぱし。
角角 かどかど
1 あちこちの角。すみずみ。
「町の角角に見張りを立てる」
2 角立っていること。
角地面・かどじめん = 角地・かどち
二つの道路が交わる角に位置する敷地。
角店 かどみせ
道路の曲がり角にある店。
角屋敷・かどやしき = 角屋・かどや
1 道路の曲がり角にあって、二面が街路に面している屋敷。
2 江戸古町の四つ角にあった屋敷。所有者は将軍に拝謁できたので、御目見屋敷ともいう。
掎角 きかく
《「掎」は鹿を捕らえるのに後ろ足をとる意、「角」は前から角をとる意》
1 前後呼応して敵を制すること。
2 両雄が、相対して争うこと。
「掎角の勢をなす」
角觝 かくてい
力比べや相撲をすること。転じて、優劣を争うこと。
角す かくす 貌似是古语
1 比べる。
2 競う。争う。
角ぐむ
草木の芽が角のように出はじめる。葦(あし)・荻(おぎ)・薄(すすき)・真菰(まこも)などに多くいう。
折角
一、副詞
1 いろいろの困難を排して事をするさま。無理をして。苦労して。わざわざ。
特意、好不容易、煞费苦心
「折角来てくれたんだから、ゆっくりしていきなさい」
「折角のみやげを汽車の中に置き忘れた」
2 (「折角の」の形で、体言に続けて)滅多に得られない、恵まれた状況を大切に思う気持ちを表す。
珍贵的,好不容易的
「折角の休日だから、どこにも出かけたくない」
「折角の好機を逃がしてしまった」
3 全力を傾けて事をするさま。つとめて。せいぜい。手紙文などで用いる。
好好地,拼命地
「先生のお言葉を忘れずに、折角勉学に励む覚悟です」
二、名詞
1 《朱雲が五鹿に住む充宗と易を論じて勝ち、時の人が朱雲よく鹿の角を折ると評したという「漢書」朱雲伝の故事から》骨を折ること。力を尽くすこと。
「大小の合戦数を知らず。中にも折角の合戦二十余か度なり」〈古活字本保元・上〉
2 困難や難儀。
「難儀折角に遭ふ」〈日葡〉
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