朝雨は女の腕まくり
朝の雨はすぐにあがるから、女の腕まくりと同じようにこわくない。

腕一本脛一本
地位・財産もなく、自分のからだ以外に頼るものがないことのたとえ。

腕が上がる
1 腕前・技術が進歩する。
 「ゴルフの腕が上がる
2 飲める酒の量が前より増す。


腕を上げる
1 腕前・技術を進歩させる。
 「熱心に練習して腕を上げる
2 飲める酒の量が前より増える。
 「海外に赴任している間に腕を上げた

腕が立つ
腕前・技術がすぐれている。
腕が立つ職人
剣術の腕が立つ

腕が鳴る
技能や力を発揮したくてじっとしていられないでいる。
対戦を前に今から腕が鳴る



腕を鳴らす
1 自分の腕力や技能が思う存分発揮できる機会を待ち構える。
2 技能を人々に示して認められ、名声を広める。

腕に覚えがある
自分の腕前・力量に自信をもっている。
ダンスなら少しは腕に覚えがある

腕に縒りを掛ける
自信のある腕前を十分に発揮しようと意気込む。
腕に縒りを掛けた料理

腕を拱く

《腕組みをする意から》自分は何もしないで、他人のすることを見ている。傍観する。腕をこまねく。
腕を拱いて、なりゆきにまかせる

腕をさする
手腕を振るう機会を待ち望む。
腕をさすって出番に備える

腕を振るう
自分の腕前・技能を存分に人に見せる。
自慢の料理に振るう

腕無しの振り飄石
《腕力もない者が石投げをしようとする意から》自分の力に過ぎたことをするたとえ。また、虚勢を張るたとえ。

腕を返す
相撲で、上手投げや小手投げを防ぐため、相手のわきの下に差し入れた腕のひじを大きく横に上げる。差し手を返す。

俄雨と女の腕捲り
にわか雨は大降りでもすぐにやみ、女の腕まくりは驚くに足らぬところから、恐れるに足りないことのたとえ。

暖簾に腕押し
少しも手ごたえや張り合いがないことのたとえ。

腕力に訴える
暴力を使って意に従わせる。
腕力に訴えてでも言うことを聞かせてやる