両腕諸腕もろがいな
   =右腕・うわん+左腕・さわん
   ≠片腕×2
左右両方の腕。もろうで。

隻腕・せきわん=片腕・かたうで=隻手・せきしゅ=片手・かたて
片方の手。

痩せ腕 やせうで
1 やせて細い腕。
2 生活力などが乏しい腕前。細腕。

細腕  ほそうで
1 細く弱々しい腕。
2 かよわい力。弱い生活力。
 「女の細腕で一家を養う

小腕 こがいな
1 小さい腕。また、か弱い腕。こうで。
2 腕の、ひじより先の部分。     前臂+手掌

上腕・じょうわん=二の腕・にのうで
肩からひじまでの間の部分。上膊。  上臂

前腕 ぜんわん
腕のひじから手首までの部分。前膊。   前臂

腕首・うでくび=手首・てくび
腕と手のひらとのつながる部分。  手的脖子=中国话里的手腕

腕先
1 腕の先の方。
2 腕力にうったえてすること。腕ずく。

腕骨
1 腕の骨。わんこつ。
2 腕の力。腕力。また、腕前。  腕力、手段

上腕骨
上肢骨のうち、肩からひじまでの管状骨。上部は肩甲骨と肩関節をつくり、下部は前腕骨と肘関節をつくる。上膊骨。

前腕骨
上肢骨のうち、ひじから手首までの骨。小指側の尺骨と親指側の橈骨とからなる。

上腕二頭筋   じょうわん・にとうきん
上腕の前側の大きな筋肉。肩甲骨と橈骨(とうこつ)とについており、肘(ちゅう)関節を屈曲させ、力こぶとなり、また手を外旋させる。

上腕三頭筋  じょうわん・さんとうきん
上腕の後ろ側の大きな筋肉。肩甲骨・上腕骨・尺骨についており、肘(ちゅう)関節を伸展させ、手関節を内転および伸展させる。

利き腕 ききうで
両腕のうちで、力が発揮でき、よく動くほうの腕。何かをするときに、通常使うほうの腕。利き手。
「利き腕を押さえる」

腕節・うでぶし=腕っ節・うでっぶし
1 腕の関節。また、腕。
 「相手の腕節をへし折る
2 腕の力。腕力。うでっぷし。

腕力 うでぢから
腕の力。わんりょく。

四十腕
40歳ごろに、腕が痛んだり上がらなくなったりすること。しじゅうかいな。

五十腕五十肩
50歳前後の人によく起こる、肩や腕の凝りや痛み。

頸腕症候群頸肩腕症候群
首筋から肩・腕にかけて痛みやしびれを起こす症状。

怪腕
並外れてすぐれた腕力・手腕。
怪腕をふるう

腕時計
革・金属などのバンドで手首に巻いて携帯する時計。

腕輪
腕にはめる装飾用の輪。ブレスレット

腕章
儀式や行事のとき、衣服の腕に巻きつけるなどして目印とする布や記章。
腕章をつける」「腕章を巻く

腕枕 うでまくら
横になるときなどに、腕を曲げて枕の代わりにすること。また、横に寝ている人の頭の下に自分の腕をあてがってやること。
腕枕してちょっと横になる

腕法提腕枕腕懸腕+…
書道で腕の構え方。

回腕法  かいわんほう
書道の運筆法の一。ひじは半月形に張り出し、筆と指とを体の前方に抱え込むようにする。回腕執筆法。

腕車人力車

腕袋
毛糸などで袋状に編んで、保温のために腕にはめるもの。うでぬき。


腕押し腕相撲
掰手腕

腕競べ腕比べ
腕力または技量を比べること。

腕固め
1 柔道・レスリングの寝技で、相手の腕を決める技。
2 武道などの腕前をきたえること。

腕引き
二人で、互いの曲げた肘に手ぬぐいなどをはさみ、引き合う遊び。

腕試し うでだめし
腕力や技能を試すこと。力試し。

腕捲り
袖口(そでぐち)をまくり上げて、腕を出すこと。威勢をつけるときや暑さをしのぐときなどにする。
腕捲りして働く

腕弛し・かいだゆし=腕弛い・かいだるい
《「かいなだるい」の音変化。中世・近世語》腕が疲れてだるい。また、からだなどが疲れて動かすのがおっくうだ。かったるい。

腕捻り
相撲のきまり手の一。相手の腕を自分の両手で取り、からだを開きながら外側にひねって相手を横に倒す技。

腕差し
神前で舞楽を奏すること。あるいは、広く、舞をまうこと。

腕貫き
  うでぬき
1 腕にはめて飾りとする輪。うでわ。  手镯
2 事務員や作業員が、服の袖が汚れないよう、手首からひじにかけてはめる布製の筒。  衫袖套
3 刀の柄頭や鍔につけるひもの輪。これに手首を通して柄を握る。(刀的)带环  柄頭・つかがしら 鍔・つば
4 むちの柄の端につけて手首を入れるひもの輪。ぬきいれ。   (鞭的)带环
5 槍の石突きにある穴。   槍・やり
6 僧などが夏期に用いる、着物の袖口の汚れを防ぐために腕にはめる竹などで編んだ筒。てぬき。