「眉」
[人名用漢字] [音]ビ(漢) ミ(呉) [訓]まゆ
1 〈ビ〉まゆ
2 〈ミ〉まゆ
3 〈マユ〉
「眉毛」 まゆげ・まみげ
各种眉毛
「糸眉」 いとまゆ 糸のように細い眉。
「鶯眉」 うぐいすまゆ 眉を上下から細くそり、練ね墨をさしたもの。
「柳眉」 りゅうび 柳の葉のように細く美しいまゆ。美人のまゆのたとえ。やなぎのまゆ。
「柳の眉」 やなぎのまゆ 女性のほっそりした眉。女性の美しい眉。
「画眉」 がび まゆ墨でまゆをかくこと。まよがき。まよびき。
「蛾眉・娥眉」 がび 蛾の触角のように細く弧を描いた美しいまゆ。転じて、美人。
「芝眉」 しび 他人の顔を敬っていう語。お顔。
「秀眉」 しゅうび 形の整った美しいまゆ。主に男性についていう。
「愁眉」 しゅうび 心配のためにしかめるまゆ。心配そうな顔つき。
「翠眉」 すいび 美人のまゆ。柳の葉。山が遠く青くかすんで見えること。
「黛眉」 たいび まゆずみでかいた眉。
「高眉」 たかまゆ 公家の子弟が元服するとき、眉をそり落とし、その上に墨で二つの丸い点を描いたもの。
「殿上眉」 でんじょうまゆ 殿上人の化粧の一。眉をそり落として、その上に墨で二つの丸い点を描いたもの。
「白眉」 はくび 1 白いまゆ毛。 2 多数あるもののうち、最もすぐれているものや人のたとえ。「印象派絵画の白眉」
「茫眉・棒眉」 ぼうまゆ 眉をそり、こめかみの下に墨でまっすぐ横に描いた眉。
「細眉」 ほそまゆ 細長い眉。三日月形の眉。細眉毛。
「桃眉」 描き眉の一。薄く眉の周囲をぼかして作る。茫眉。
「八字眉」 はちじまゆ 八の字の形に下がった眉。また、顔をしかめて八の字の形になった眉。八の字眉。
「臥蚕眉」 がさんび 眠期の蚕のように、湾曲していて太くたくましい眉。
「蚰蜒眉」 げじげじまゆ 濃くて太い眉。
「毛虫眉」 けむしまゆ 太く濃い、毛虫のようなまゆ。げじげじまゆ。
「地蔵眉」 じぞうまゆ 地蔵菩薩の眉のように、根元が太く、末が細くて長い、三日月形をした眉。
「三日月眉」 三日月形の眉。黛で三日月形に描いた眉。
「描き眉」 墨で眉をかくこと。また、かいた眉。
「引き眉」 = 「引き眉毛」眉毛を剃ったあとや薄い眉毛の上に、墨などで描いた眉。。
「作り眉」 ~まゆ 眉をそり落として、墨でまゆの形をかくこと。また、その眉。昔、既婚の女性が行った物。
「頬白・黄道眉・画眉鳥」 スズメ目ホオジロ科の鳥。
「眉半ば」 まゆなかば 眉が半分隠れるくらいに頭巾(ずきん)などを深くかぶること。
「拝眉」 はいび 人に会うことを、その人を敬っていう謙譲語。拝顔。「拝眉して裁可を仰ぐ」
「斉眉」 せいび 妻が夫を深く尊敬して仕えること。「斉眉の礼」
「焦眉」 しょうび 危険が迫っていること。差し迫った状況にあること。「焦眉の問題」
「燃眉」 ねんび 眉が燃えること。危険が迫っていることのたとえ。ぜんび。「燃眉の急」
「眉引きの」 まよびきの 低く平らな稜線のようすが眉の形に似るところから、「横山」にかかる。
「眉唾物」 まゆつばもの 騙される心配のあるもの。真偽の確かでないもの。信用できないもの。「その情報は眉唾物だ」
「眉間尺」 みけんじゃく 古代中国の説話中の勇士のあだ名。転じて、眉間の広いことや、その人。
「眉間の光」 みけんのひかり 仏の眉間の白毫(びゃくごう)から放つ光。
「眉書き」 まゆがき・まよがき 眉の形を描くこと。また、それに用いる筆。まよがき。
「眉作り」 まゆづくり 眉墨で眉を描くこと。また、その道具。
「眉潰し」 まゆつぶし 眉を塗りつぶすこと。また、その化粧料。
「眉掃き」 まゆはき おしろいをつけたあと、眉を払うのに用いる小さな刷毛。眉刷毛。
「眉払い」 まゆはらい 昔、少女が成人したしるしとして眉毛を抜いたり剃ったりしたこと。また、その儀式。
「眉引き」 まゆびき・まよびき 眉墨で眉をかくこと。また、かいた眉。まゆひき。
「眉尖刀」 びせんとう・なぎなた 長い柄の先に反り返った長い刃をつけた武器。
「眉刀自女」 まゆとじめ 成人になっても眉を落とさないでいる女性。
「眉掃草」 1=「ヒトリシズカ」 2=「ワタスゲ」 反正都是草
「眉村卓」 まゆむらたく [1934~ ]SF作家。大阪の生まれ。本名、村上卓児。
「眉間白毫相」 みけんびゃくごうそう 仏の三十二相の一。眉間にある右巻きの白色の旋毛。光明を放つといい、仏像では水晶などをはめ込んで表す。
「諸眉烏帽子」 = 「諸眉」 立烏帽子。風折烏帽子の眉が左右両側にあるもの。
「眉月」 びげつ・まゆづき 眉のような形の細い月。三日月。新月のこと。
「眉睫」 びしょう まゆとまつげ。また、非常に接近するたとえ。目睫。「眉睫の難を避ける」
「眉雪」 びせつ 眉毛が雪のように白いこと。転じて、老人のこと。
「眉刀」 びとう 長刀(なぎなた)のこと。
「眉庇・目庇」 まびさし 头盔/帽子上用来遮额头的部分。窗上类似的部分
「眉間・眉相」 まみあい 1 みけん 「眉間にしわを寄せる」 2 まゆ
「眉間」 まゆあい・みけん 眉と眉との間。額の中央。
「眉白」 1 まみじろ ヒタキ科ツグミ亜科の鳥。 2 まゆしろ マミジロの別名。
「眉頭」 まゆがしら 眉の、眉間に近い部分。びとう。
「眉際」 まゆぎわ 眉毛のはえぎわ。
「眉尻」 まゆじり 眉のこめかみに近い方。
「眉墨・黛」 まゆずみ 画眉用品。画眉。香の名。連なった山が遠くに眉のように見えること。
「眉唾」 まゆつば 騙されないよう用心すること。
「眉根」 まゆね・まよね 1 眉の根もと。眉毛の内側の方。まよね。「眉根を寄せる」 2 まゆ。
「眉目」 びもく
1 まゆと目。転じて、顔かたち。容貌。「端正な眉目」
2 面目。名誉。誉れ。
「眉目秀麗」 びもくしゅうれい
容貌のすぐれて美しいこと。特に、男性の顔だちが端正で整っていること。また、そのさま。
「眉目秀麗な(の)青年」
「見目・眉目」 みめ
1 顔立ち。容貌(ようぼう)。
2 見た感じ。
「見目麗しい・眉目麗しい」 みめ・うるわしい
顔かたちが美しい。
「見目麗しいおとめ」
「見目形・眉目形」 みめかたち
顔かたちと姿。容姿。みめすがた。
「見目形のすぐれた人」
「見目好い・眉目良い」 みめよい
顔だちが美しい。器量がいい。
「見目好い娘」
「見目好し・眉目好し」 みめよし
顔かたちのよい人。器量よし。
「見目悪・眉目悪」 みめわる
顔かたちの醜いこと。また、その人。
「遠山の眉」 えんざん~ 遠山の色のようにうっすらと青いまゆ。美人の眉を喩えて言う。
「連山の眉」 れんざん~ 横に長く引いた眉。
「焦眉の急」 しょうび~ 危険がひどく迫っていること。状況が切迫していること。「焦眉の急を告げる事態」
「雨眉の車」 あままゆのくるま
屋形の軒が唐破風(からはふ)に似たつくりの牛車(ぎっしゃ)。上皇・親王・摂政・関白などが、直衣(のうし)を着たときに乗る。雨庇(あまびさし)の車。
「赤眉の乱」 せきびのらん
中国、新末期の18年、王莽(おうもう)の失政から起きた農民の反乱。参加した者は眉(まゆ)を朱で染めて目印とした。27年、後漢の光武帝に平定された。赤眉の兵。
「峨眉山・峨嵋山」 がびさん
中国四川(しせん)省中部にある山。最高峰は方仏頂で標高3099メートル。天台山・五台山とともに中国仏教の三大霊場の一で、多くの寺院がある。オーメイシャン。
「川上眉山」 かわかみ・びざん
[1869~1908]小説家。大阪の生まれ。名は亮(あきら)。硯友社同人。反俗的な社会批判を含む観念小説を発表したが、文壇の流れに合わず、自殺。小説「書記官」「観音岩」、随筆「ふところ日記」など。
「長刀・薙刀・眉尖刀」 なぎなた
1 長い柄の先に反り返った長い刃をつけた武器。また、それを使う武術。平安後期の後三年の役のころから室町中期まで多く用いられた。戦国時代以後、槍が多く用いられるようになり、江戸時代には主に女性の武具とされた。
2 「薙刀草履」の略。
2 鼬(いたち)眉目(みめ)好(よ)し
5 笑(え)みの眉(まゆ)開(あ)・く
16 死(し)ぬる子は眉目(みめ)よし
20 愁眉(しゅうび)を開(ひら)・く
55 眉茶じない
57 眉(まゆ)に迫・る
58 眉(まゆ)に唾(つば)を塗(ぬ)・る
59 眉(まゆ)に火がつ・く
60 眉(まゆ)を上・げる
61 眉(まゆ)を落と・す
62 眉(まゆ)を顰(ひそ)・める
63 眉(まゆ)を開(ひら)・く
64 眉(まゆ)を読・む
66 眉間(まゆあい)の延びた奴(やつ)
71
眉毛を読まれる
相手に心中を見すかされる。
眉根掻く まよねかく・まゆねかく
眉がかゆくて掻く。恋しい人に会える前兆とされた。まゆねかく。
柳眉を逆立てる りゅうびをさかだてる
美人がまゆをつり上げて怒るようすをいう語。
「柳眉を逆立てて一気にまくしたてた」
[人名用漢字] [音]ビ(漢) ミ(呉) [訓]まゆ
1 〈ビ〉まゆ
2 〈ミ〉まゆ
3 〈マユ〉
「眉毛」 まゆげ・まみげ
各种眉毛
「糸眉」 いとまゆ 糸のように細い眉。
「鶯眉」 うぐいすまゆ 眉を上下から細くそり、練ね墨をさしたもの。
「柳眉」 りゅうび 柳の葉のように細く美しいまゆ。美人のまゆのたとえ。やなぎのまゆ。
「柳の眉」 やなぎのまゆ 女性のほっそりした眉。女性の美しい眉。
「画眉」 がび まゆ墨でまゆをかくこと。まよがき。まよびき。
「蛾眉・娥眉」 がび 蛾の触角のように細く弧を描いた美しいまゆ。転じて、美人。
「芝眉」 しび 他人の顔を敬っていう語。お顔。
「秀眉」 しゅうび 形の整った美しいまゆ。主に男性についていう。
「愁眉」 しゅうび 心配のためにしかめるまゆ。心配そうな顔つき。
「翠眉」 すいび 美人のまゆ。柳の葉。山が遠く青くかすんで見えること。
「黛眉」 たいび まゆずみでかいた眉。
「高眉」 たかまゆ 公家の子弟が元服するとき、眉をそり落とし、その上に墨で二つの丸い点を描いたもの。
「殿上眉」 でんじょうまゆ 殿上人の化粧の一。眉をそり落として、その上に墨で二つの丸い点を描いたもの。
「白眉」 はくび 1 白いまゆ毛。 2 多数あるもののうち、最もすぐれているものや人のたとえ。「印象派絵画の白眉」
「茫眉・棒眉」 ぼうまゆ 眉をそり、こめかみの下に墨でまっすぐ横に描いた眉。
「細眉」 ほそまゆ 細長い眉。三日月形の眉。細眉毛。
「桃眉」 描き眉の一。薄く眉の周囲をぼかして作る。茫眉。
「八字眉」 はちじまゆ 八の字の形に下がった眉。また、顔をしかめて八の字の形になった眉。八の字眉。
「臥蚕眉」 がさんび 眠期の蚕のように、湾曲していて太くたくましい眉。
「蚰蜒眉」 げじげじまゆ 濃くて太い眉。
「毛虫眉」 けむしまゆ 太く濃い、毛虫のようなまゆ。げじげじまゆ。
「地蔵眉」 じぞうまゆ 地蔵菩薩の眉のように、根元が太く、末が細くて長い、三日月形をした眉。
「三日月眉」 三日月形の眉。黛で三日月形に描いた眉。
「描き眉」 墨で眉をかくこと。また、かいた眉。
「引き眉」 = 「引き眉毛」眉毛を剃ったあとや薄い眉毛の上に、墨などで描いた眉。。
「作り眉」 ~まゆ 眉をそり落として、墨でまゆの形をかくこと。また、その眉。昔、既婚の女性が行った物。
「頬白・黄道眉・画眉鳥」 スズメ目ホオジロ科の鳥。
「眉半ば」 まゆなかば 眉が半分隠れるくらいに頭巾(ずきん)などを深くかぶること。
「拝眉」 はいび 人に会うことを、その人を敬っていう謙譲語。拝顔。「拝眉して裁可を仰ぐ」
「斉眉」 せいび 妻が夫を深く尊敬して仕えること。「斉眉の礼」
「焦眉」 しょうび 危険が迫っていること。差し迫った状況にあること。「焦眉の問題」
「燃眉」 ねんび 眉が燃えること。危険が迫っていることのたとえ。ぜんび。「燃眉の急」
「眉引きの」 まよびきの 低く平らな稜線のようすが眉の形に似るところから、「横山」にかかる。
「眉唾物」 まゆつばもの 騙される心配のあるもの。真偽の確かでないもの。信用できないもの。「その情報は眉唾物だ」
「眉間尺」 みけんじゃく 古代中国の説話中の勇士のあだ名。転じて、眉間の広いことや、その人。
「眉間の光」 みけんのひかり 仏の眉間の白毫(びゃくごう)から放つ光。
「眉書き」 まゆがき・まよがき 眉の形を描くこと。また、それに用いる筆。まよがき。
「眉作り」 まゆづくり 眉墨で眉を描くこと。また、その道具。
「眉潰し」 まゆつぶし 眉を塗りつぶすこと。また、その化粧料。
「眉掃き」 まゆはき おしろいをつけたあと、眉を払うのに用いる小さな刷毛。眉刷毛。
「眉払い」 まゆはらい 昔、少女が成人したしるしとして眉毛を抜いたり剃ったりしたこと。また、その儀式。
「眉引き」 まゆびき・まよびき 眉墨で眉をかくこと。また、かいた眉。まゆひき。
「眉尖刀」 びせんとう・なぎなた 長い柄の先に反り返った長い刃をつけた武器。
「眉刀自女」 まゆとじめ 成人になっても眉を落とさないでいる女性。
「眉掃草」 1=「ヒトリシズカ」 2=「ワタスゲ」 反正都是草
「眉村卓」 まゆむらたく [1934~ ]SF作家。大阪の生まれ。本名、村上卓児。
「眉間白毫相」 みけんびゃくごうそう 仏の三十二相の一。眉間にある右巻きの白色の旋毛。光明を放つといい、仏像では水晶などをはめ込んで表す。
「諸眉烏帽子」 = 「諸眉」 立烏帽子。風折烏帽子の眉が左右両側にあるもの。
「眉月」 びげつ・まゆづき 眉のような形の細い月。三日月。新月のこと。
「眉睫」 びしょう まゆとまつげ。また、非常に接近するたとえ。目睫。「眉睫の難を避ける」
「眉雪」 びせつ 眉毛が雪のように白いこと。転じて、老人のこと。
「眉刀」 びとう 長刀(なぎなた)のこと。
「眉庇・目庇」 まびさし 头盔/帽子上用来遮额头的部分。窗上类似的部分
「眉間・眉相」 まみあい 1 みけん 「眉間にしわを寄せる」 2 まゆ
「眉間」 まゆあい・みけん 眉と眉との間。額の中央。
「眉白」 1 まみじろ ヒタキ科ツグミ亜科の鳥。 2 まゆしろ マミジロの別名。
「眉頭」 まゆがしら 眉の、眉間に近い部分。びとう。
「眉際」 まゆぎわ 眉毛のはえぎわ。
「眉尻」 まゆじり 眉のこめかみに近い方。
「眉墨・黛」 まゆずみ 画眉用品。画眉。香の名。連なった山が遠くに眉のように見えること。
「眉唾」 まゆつば 騙されないよう用心すること。
「眉根」 まゆね・まよね 1 眉の根もと。眉毛の内側の方。まよね。「眉根を寄せる」 2 まゆ。
「眉目」 びもく
1 まゆと目。転じて、顔かたち。容貌。「端正な眉目」
2 面目。名誉。誉れ。
「眉目秀麗」 びもくしゅうれい
容貌のすぐれて美しいこと。特に、男性の顔だちが端正で整っていること。また、そのさま。
「眉目秀麗な(の)青年」
「見目・眉目」 みめ
1 顔立ち。容貌(ようぼう)。
2 見た感じ。
「見目麗しい・眉目麗しい」 みめ・うるわしい
顔かたちが美しい。
「見目麗しいおとめ」
「見目形・眉目形」 みめかたち
顔かたちと姿。容姿。みめすがた。
「見目形のすぐれた人」
「見目好い・眉目良い」 みめよい
顔だちが美しい。器量がいい。
「見目好い娘」
「見目好し・眉目好し」 みめよし
顔かたちのよい人。器量よし。
「見目悪・眉目悪」 みめわる
顔かたちの醜いこと。また、その人。
「遠山の眉」 えんざん~ 遠山の色のようにうっすらと青いまゆ。美人の眉を喩えて言う。
「連山の眉」 れんざん~ 横に長く引いた眉。
「焦眉の急」 しょうび~ 危険がひどく迫っていること。状況が切迫していること。「焦眉の急を告げる事態」
「雨眉の車」 あままゆのくるま
屋形の軒が唐破風(からはふ)に似たつくりの牛車(ぎっしゃ)。上皇・親王・摂政・関白などが、直衣(のうし)を着たときに乗る。雨庇(あまびさし)の車。
「赤眉の乱」 せきびのらん
中国、新末期の18年、王莽(おうもう)の失政から起きた農民の反乱。参加した者は眉(まゆ)を朱で染めて目印とした。27年、後漢の光武帝に平定された。赤眉の兵。
「峨眉山・峨嵋山」 がびさん
中国四川(しせん)省中部にある山。最高峰は方仏頂で標高3099メートル。天台山・五台山とともに中国仏教の三大霊場の一で、多くの寺院がある。オーメイシャン。
「川上眉山」 かわかみ・びざん
[1869~1908]小説家。大阪の生まれ。名は亮(あきら)。硯友社同人。反俗的な社会批判を含む観念小説を発表したが、文壇の流れに合わず、自殺。小説「書記官」「観音岩」、随筆「ふところ日記」など。
「長刀・薙刀・眉尖刀」 なぎなた
1 長い柄の先に反り返った長い刃をつけた武器。また、それを使う武術。平安後期の後三年の役のころから室町中期まで多く用いられた。戦国時代以後、槍が多く用いられるようになり、江戸時代には主に女性の武具とされた。
2 「薙刀草履」の略。
2 鼬(いたち)眉目(みめ)好(よ)し
5 笑(え)みの眉(まゆ)開(あ)・く
16 死(し)ぬる子は眉目(みめ)よし
20 愁眉(しゅうび)を開(ひら)・く
55 眉茶じない
57 眉(まゆ)に迫・る
58 眉(まゆ)に唾(つば)を塗(ぬ)・る
59 眉(まゆ)に火がつ・く
60 眉(まゆ)を上・げる
61 眉(まゆ)を落と・す
62 眉(まゆ)を顰(ひそ)・める
63 眉(まゆ)を開(ひら)・く
64 眉(まゆ)を読・む
66 眉間(まゆあい)の延びた奴(やつ)
71
眉毛を読まれる
相手に心中を見すかされる。
眉根掻く まよねかく・まゆねかく
眉がかゆくて掻く。恋しい人に会える前兆とされた。まゆねかく。
柳眉を逆立てる りゅうびをさかだてる
美人がまゆをつり上げて怒るようすをいう語。
「柳眉を逆立てて一気にまくしたてた」
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